[映画レビュー]『アヒルと鴨のコインロッカー』(2006) アヒルと鴨の不器用でありながらも美しい心の交流

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観て良かった度:(4/5)
観た理由:原作が伊坂幸太郎氏。
ジャンル:ドラマ、青春

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(C)2006 『アヒルと鴨のコインロッカー』製作委員会

映画はいつも、観る人によってその受け止め方がかなり変わってくるものだが、この映画は特に観る人にとって感じる部分が異なってくる映画であろう。

 

私がまず感じた部分は、日本に住む外国人の日本での生活のしにくさである。率直に言って、日本という国は外国人には冷たい国である。

特に私自身が日常的に外国人と接する機会が多いため、必要以上にこの部分に強く感じるところがあったのかもしれない。

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(C)2006 『アヒルと鴨のコインロッカー』製作委員会

 

それがすごく伝わる部分が、ストーリー中盤以降の、「日本を見るドルジの視点」が変わった時である。
※ドルジとは、劇中に出てくるネパール人留学生。

 その視点が変わった瞬間、自分もハッとさせられた。相手の立場になって考えるとはこういうことなのかと。

ちょうど、映画「評決のとき (1996)」のラストシーンで衝撃を受けたときのような感じで。

 

また、役者、瑛太には感心させられた。非常に難しい役を演じられていたのだが、彼の話す言葉も含め、まさにその演じている役の人のように見えたからだ。役者だから当たり前と言われるとそうかもしれないが、個人的にこれまであまり注目してこなかった役者であったため、今回かなり引き込まれた。

 

この映画はミステリー小説を元に作られているが、本題は謎解きの部分ではないような気がする。それであればもっと謎解きの部分にフォーカスした作りになっていたはずだから。

この映画がフォーカスしたのは「アヒル」と「鴨」との心の交流の部分であり、つまりは琴美とドルジ、河崎とドルジ、椎名とドルジの間の不器用でありながらも美しい心の交流の部分である。

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(C)2006 『アヒルと鴨のコインロッカー』製作委員会

 

ストーリー上効果的な役割を果たすドルジの持つボイスレコーダー、そこに映像ではなく音で記憶をたどる切なさみたいなものが伝わってくる。

立場の異なる人間たちの不器用なまでも精一杯生きる姿、その姿に20代前半の当時の自分を重ねてこの作品を鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

 

予告編

 

 

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