[映画レビュー]『僕たちの家族』(2013) 写真には映らない家族の本当の姿

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観て良かった度:(4/5)
観た理由:飛行機の中でたまたま観た。
ジャンル:ドラマ

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(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会

典型的な日本の家族、つまり、家族だけど滅多に顔も合わせない、ただ単に法的につながっているだけのようなひとつの家族が、母の病気をきっかけに絆深まる的な話。

すごくありがちな話にもかかわらず、なぜか2時間引き込まれた。

 

私自身、一時期アメリカに滞在していたのだが、その時に感じた文化の違いの一つが、アメリカ人は職場のデスク上が家族の写真だらけ、ということ。いつも心は家族と一緒アピールをしているように。

一方、日本で、日本人で、まずそんなことをしている人は見かけない。外国帰りの日本人がたまに真似してやるぐらいか。

 

自分はデスクに家族の写真とかは置かない。なんか、嘘くさいから。

しかし自分の家族を愛していないかというと、そうではない。

そんな日本人のある種不器用な姿が、この映画でうまく表現されているように感じた。

弟役の池松壮亮がすごくいい味を出してる。

母親が病気で、父親と兄貴が暗い顔してる中、一人平然と「暗い顔したって何も始まらないじゃん」という感じで、家族のピンチという状況に対している。しかしそれは、家族最年少である者の役割を果たすための虚勢であり、精一杯のアクションだったのかもしれない。

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(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会

 

お互いに真の姿を見せないで、本音を言い合わないで家族として付き合ってきた者たちが、家族のピンチという状況で初めてお互いをさらけ出し、一つのチームとしてなんとかしようとする姿に、本当の家族の姿を見ることができた。

家族って綺麗な部分だけを見せ合う関係ではないなと。

家族の誰かが病気にならなくても、この映画のようにたまには家族が一つになる時間があれば理想なのかもしれない。

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(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会

 

親父が突然朝ジョギングを始める。

息子に

「ジョギングして何かやった気になってるんだろ」

と突っ込まれる。

そんな息子たちも、親父の後について走る。無言で。

そこに、日本人ならでの父と息子の会話の姿がある。

そして同時に、自分が役に立っていないと感じている親父の、無念な気持ちがすごく伝わってくる。

 

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(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会

最後に弟の虚勢が決壊する。

それを無言で受け止める兄貴(妻夫木聡)。

その息子たちに寄り添う親父(長塚京三)。

そこに、写真には映らない家族の本当の姿が見えた。

 

予告編

 

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