アクション・サスペンス映画 洋画編

[映画レビュー]『ザ・コンサルタント』(2016) ヘンテコな邦題で逆に先入観が排除されてGOOD!!

今、見事なオチ付きサスペンスを観たいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:やや評判高かったから
ジャンル:サスペンス、アクション
原題:THE ACCOUNTANT
もう一度観たい度:(4/5)

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(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED


–あらすじ–
小さな町で会計士として働くクリスチャン(ベン・アフレック)のもとに、ある日大手企業からの財務調査のオファーが寄せられる。調査を進めるうちに彼は重大な不正を発見するが依頼は突然取り下げられ、それ以来クリスチャンは身の危険を感じるようになる。実は、彼は闇の社会の会計士として各国の危険人物の裏帳簿を握るすご腕の暗殺者だった。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

面白い映画の典型的展開といえばそれまでだが、三つ巴あり、ひねりの後にひねりあり、そして最後の一つメッセージを投げかけてくれる、良作。

原題が「THE ACCOUNTANT」で邦題が「ザ・コンサルタント」。

どちらもムムッって感じですが、逆に変な先入観が入らなくて良いかも。

 

会計士的仕事にスポットをあてているわけでもなく、ましてやコンサルをしているわけでもない。

是非、予備知識なしで観に劇場へ観に行ってはいかがでしょうか。

 

主役が会計士だけあって、ちょっと小難しい話もでてきますが、そして私自身も全てのカラクリを理解して「あー、そういうことね」と言っているわけではないですが。

そんなよく理解できない一部知的なセリフのやり取りは重要ではなく、その背景にある、より深いメッセージを受け取ることができるのでは。

 

人と異なるってどういうこと?

違いが生じた場合、どっちが普通?

 

そんなこと、考えさせれます。

 

最後のどんでん返し、これは薄々勘付いても、最後の最後のオチはなかなか秀逸だった。

 

ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J・K・シモンズと好きな俳優陣も出ていて。

あ、この人見たことあると思ったら、ウォーキング・デッドのシェーンことジョン・バーンサルも。(って、今初めて名前知ったけど)

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(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

 

そんな豪華キャストも見どころです。

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[映画レビュー]『マグニフィセント・セブン』(2016) これ以上ないぐらい普通な映画

今、予定調和の西部劇を楽しみたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:飛行機の中で他に観たい映画がなかったから
ジャンル:アクション、西部劇
原題:THE MAGNIFICENT SEVEN
もう一度観たい度:(1.5/5)

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–あらすじ–
悪漢バーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガード)によって牛耳られ、絶望を感じながら生きているローズ・クリークの町の人々。住民の一人であるエマ・カレン(ヘイリー・ベネット)は、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのジョシュ(クリス・プラット)、流れ者、拳銃の達人といった7人の男を雇って、バーソロミューの手から町を救い出すように頼む。金のためと割り切って戦いに身を投じるサムやジョシュだったが……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

黒澤明の『七人の侍』と、同作をリメイクした『荒野の七人』を原案にした西部劇らしいが。。

そんなこと、どうでもいい。

 

ストーリー展開はあなたが想像したとおりのもの。上記二作品を、たとえ観たことがなくても、容易に想像できるストーリー。

ゆえに、ハラハラドキドキの展開を求めている人には不向きな映画。

 

この映画は、どちらかというと、ストーリー展開は分かった上で、それをどう見せていくのか、を観たい人向け。

 

もちろん観ていて楽しい、気分爽快な映画。

ただ、それ以上でもなく、それ以下でもない。

 

こどもの学芸会でストーリーがわかりきっている演目を、自分のこどもが演じているから観に行く、その程度の特別感かな。

もちろんアクションシーンは観ていて面白い。気分爽快。Again.

 

デンゼル・ワシントンだ! イーサン・ホークだ! イ・ビョンホンだ! と気分高揚させたければ観に行くべし。

そうでなければ、いつかテレビで放送される時に見れば十分かな。

 

なぜこの映画を、今、この豪華キャストで作ったのかがよくわからないが、西部劇にイ・ビョンホンは新鮮だった。

イ・ビョンホン、初めてカッコイイと思ったかも。

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[映画レビュー]『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016) 『里見八犬伝』的なノリで、日本人好みな展開で

今、スターウォーズシリーズファンだからとりあえずおさえておきたいというあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:スターウォーズシリーズ好きなので、一応観ておきたく
ジャンル:SF、アドベンチャー
原題:ROGUE ONE A STAR WARS STORY/ROGUE ONE
もう一度観たい度:(2.5/5)
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(C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

–あらすじ–
帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。彼女を筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズ(チアン・ウェン)、ボーティー(リズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

この映画、スターウォーズシリーズファンでないと、途中で眠くなるかも。。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015) ほどの熱を想定して観に行くと、それは違うと気づくだろう。

 

この『ローグ・ワン』は、一体どこの時代のストーリーなのか。

シリーズ何?

 

本作は、シリーズ3と4の間に位置するとのこと。

つまり、最初に上映されたスターウォーズ三部作、つまり、シリーズ4、5、6たちの直前に位置するストーリーとなる。

 

この話してるだけで、もうスターウォーズ初心者お断り感が出てしまっているか。

ゆえに、スターウォーズファンだからこそ深く楽しめる映画になってしまっている。

 

それなりにドンパチもあり、観ていて普通に楽しめる映画ではあるが、それは『里見八犬伝』(1983)的なストーリー展開であり、そこに真新しさはない。

スターウォーズファンでない場合、人物関係もよく理解できないだろう。

 

単純に、なんとなくSFもの映画を楽しみたいという人にはOKかな。

決してつまらなくはないが、必見映画かというと、そこまででもない。でも、ある程度のスターウォーズ映画ファンであれば観ておいて損はない映画。

 

途中、間延び感あり、「早く終わらないかなあ」と感じるほどの、ストーリー的にはどうでもいい感満載だった。

でも映像的には、スターウォーズ感いっぱいで、劇場の大スクリーンで観てよかった。

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[映画レビュー]『マイノリティ・リポート』(2002) 今こそ、ほんのりリアリティを感じることで味が出る映画

今、ちょっと頭を使うSF映画好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:今の感覚で、もう一度観たくなった
ジャンル:SF、サスペンス、アクション
原題:MINORITY REPORT
リピートしたい度:(3.5/5)

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(c) 2002 TWENTIETH CENTURY FOX AND DREAMWORKS LLC.


–あらすじ–
西暦2054年、ワシントンDC。政府は度重なる凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を採用し、大きな成果をあげていた。それは、“プリコグ”と呼ばれる3人の予知能力者によって未来に起こる犯罪を事前に察知し、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうというもの。ジョン・アンダートンはその犯罪予防局のチーフとして活躍していた。しかし、ある日、ジョンは自分が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知されたことを知る。一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが…。
Allcinema online

映画の率直な感想から

14年前、それも、アメリカで英語で日本語字幕なしで観た映画。

 

当時の私の英語力といえば、TOEIC800点程度。映画を英語のまま、日本語字幕なしのまま楽しむにはちょっとというか、かなり厳しいレベル。

映画を観ることが英語力を上げる一つの方法であると思い、当時、頻繁に近所の映画館に通ったことを思い出す。

 

そんなレベルの英語力で観た映画、いくら名作であってもそのことに気づけないことは想像に難くない。

案の定、当時の私のこの映画に対する評価は散々なもの。自分の英語力のなさを棚に上げて「つまらない映画」と表していたのを思い出す。

 

あれから14年。

再度鑑賞。日本語字幕付きで。

 

いやあ、実に面白い、深い映画。

ITを生業にするものとして思うこと。それは、この映画はちと上映が早すぎた、ということ。

 

2002年当時での上映では、時代を先取りし過ぎていて、いまいちあの世界にピンとくる人も少なかっただろう。

しかしながら今の時代、頭の中のイメージを映像化することぐらい、なんとかできそうな時代になってきている。

 

そんな今だからこそ、また違った味わいができるのではないだろうか。

一度観たことのある人、以前は「つまらない」と感じた人も、再度鑑賞してみることで、また違った一面を発見できるかもしれない。

 

いくら技術が進歩しても、犯罪予防の難しさを実感できる、そんな深い映画である。

そして、最後に過ちを犯すのはやはり人間の方であるという教訓を提示してくれる。

 

Huluに入ってるので、Hulu会員の人は是非、再度ご鑑賞を。

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[映画レビュー]『ジェイソン・ボーン』(2016) 10年経っても色褪せない面白さ

今、肉体美好き、ボーンシリーズ好きあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(5/5)
観た理由:このボーンシリーズ、大好きなので。
ジャンル:アクション、サスペンス
原題:JASON BOURNE
リピートしたい度:(4/5)

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(C) Universal Pictures


–あらすじ–
ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前に、CIAの同僚だったニッキー(ジュリア・スタイルズ)が姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼を組織に取り込もうとするが……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

このシリーズ、好きなもので、前作の3部作全て復習してから劇場へ。

自分がこのシリーズ好き過ぎてるからかもしれないが、結果、大満足。

 

Yahoo映画評は、現時点でスコア3.7ぐらいで、まあ、わからなくもない。

今作からいきなり観た人にとってはただのアクション映画に過ぎないとも受け取れるから。

 

映画冒頭、前作からのつながりを説明するのにある程度時間を割くと思いきや、それほど深くは触れず。

ただ単にフラッシュバック的に過去の映像が映し出されるだけ。

 

よって、より深く今作を楽しみたい人は、事前に3部作の復習をオススメする。

復習にはある程度の時間が必要だが、そこはどれだけ今作を楽しみたいかでの判断になるかな。

 

今作『ジェイソン・ボーン』(2016)は、制作資金が潤沢にあったせいか、追う側の定番役者として、トミー・リー・ジョーンズを投入して来た。

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(C) Universal Pictures

以前の、ハリソン・フォード主演『逃亡者』(1993)での、あのしつこさはなく、やり過ぎず、主役を食わず、ほどよい存在感で、良い感じであった。

 

追う、追われる系の映画が好きな人にはオススメの映画。

単純に、派手なアクション映画が好きな人にもオススメ。

 

情報テクノロジーのスゴさ、怖さを感じたい人にもオススメ。

マット・デイモンの肉体美好きにもオススメの映画。

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(C) Universal Pictures

 

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[映画レビュー]『レヴェナント:蘇えりし者』(2015) こいつに復讐するまでは絶対に死ねねー

今、アカデミー賞主演男優賞のスゴさを感じたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:ディカプリオがアカデミー賞主演男優賞をとったという事で、話題に乗った。
ジャンル:アクション、ドラマ、アドベンチャー
原題:THE REVENANT
泣ける度:レベル感の違う悲しさ。涙は出ないが泣けてくる人生。

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(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.


–あらすじ–
アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

レオナルド・ディカプリオ主演映画は、これまでもハズレが少ないイメージがあり、観て後悔はしないだろう映画ぐらいでいつも映画館に足を運んでいる。

そして今回の『レヴェナント:蘇えりし者』。これまでのディカプリオ主演作のような派手さはないが、それでもメッセージ性の強い、骨太な映画と感じた。

 

彼は、この映画でアカデミー賞主演男優賞を受賞したが、その理由がわかりすぎるほどわかる映画であり、彼の、映画俳優としての格の違いを、これでもかというほどに見せつけてくれた。

同列に、同時期に、同価格にて上映されている日本映画のポスターたちが、申し訳なさそうに、「こっちはなんちゃって映画だからねー」と額に汗をかきながら言い訳しているように見えた。

 

邦画には邦画にしかできない役割があると思っているので、別段邦画を批判しているわけではないが、映画業界もそろそろ作品によって価格に違いをつけることをはじめても良いのかもしれない。

そろそろ本題へ。

 

ストーリー展開については、正直に言って、それほど意外性はない。

予告編から感じられるものがそのまま展開されているだけである。

だから、劇的な、大どんでん返し的な、エンタメ性MAXな映画を期待している人には好まれない映画。

 

ではこの映画の見どころは何?

映画俳優レオナルド・ディカプリオの演技を観に行く、それに尽きると思う。

 

予告編でもチラッと見せてくれるが、ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)はクマのグリズリーに襲われる。まずこのシーンが超リアルな感じで。あの怪力クマの前では人間は無力であることがわかる。

その後、瀕死の重傷を負ったグラスは、なんとか生き抜こうと這いつくばるが、その体力ふり絞ってる感が、「うわーっ、ディカプリオ魅せるな」と言う具合で。

 

この映画、実話をベースとした話しであるため、少なくともこの状況に近い経験をした人が実際にいたんだと思うと、よく生きてたなと、ただただ感心させられる。

生きることへの強い執念があり、それは、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)への復讐心からくるのであるが、「こいつに復讐するまでは絶対に死ねねー」という、ある種の「絶対感」が凄まじく伝わってくる。

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(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

ものすごく平たく言うと、とある男がとある男に復讐する話、それだけなのだが、それが凄まじい生命力とともに描かれている、そんな映画。

何事も、「絶対にやってやる」レベルの高くない人は、パワー注入のためにこの『レヴェナント:蘇えりし者』を鑑賞されることをおすすめする。

 

また、人種差別問題についても、ゆっくり、そして深く、切り込んでいる。

静かで長い映画だが、じっくり、ゆっくり、深いメッセージを感じることのできる、映画通好みな映画。

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[映画レビュー]『ルーム』(2015) 想定内のストーリーから想定外の衝撃

今、未開拓の感情を突いてほしいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:監禁地獄から脱出するというシンプルなストーリーをどう深く描くのだろうと興味あった。
ジャンル:サスペンス、ドラマ
原題:ROOM
泣ける度:涙は出ないけど泣けてくる

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(C) ElementPictures / RoomProductionsInc / ChannelFourTelevisionCorporation2015


–あらすじ–
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

観る前に抱いたこの映画へのイメージ、それは、

「長らく監禁されていた母と息子がついに脱出する。外の世界って素晴らしい。」以上。

 

これ面白いか? と。

 

実際にあった事件から着想を得て書かれた小説がもとになった映画とのことで、その意味ではある程度、感動するかもしれないが。

2016年アカデミー賞作品賞のノミネート作品というだけで、それがイコールで満足させてくれる映画とも限らないし。

 

そんな、ややハードルを上げた状態でこの映画を鑑賞。

ストーリー展開としては、ほぼ想定通り。特別なことは何もない。ただ、想定内のストーリー展開から、想定外の衝撃をもらった感じ。

 

映画の原作である小説の元となった話はあるようで。この手の誘拐・長期監禁事件は世界でいくつか報告されていて、世界ビックリシリーズ的な番組を通じて日本人の我々もどこかで聞いたことがある話。

ただ、この映画のストーリー自体は小説がベースとなったフィクションのとのこと。ということで、ダイレクトに実話ベースではないらしい。

 

閉じ込められた納屋から脱出するまでの展開には手に汗握る。

そして、「部屋」からの脱出自体が事の解決ではないことを、この映画は教えてくれる。

 

ストーリー前半部分の監禁生活のひどさもある意味見どころだが、むしろより注目すべきは映画後半に描かれる脱出後の生活。

自由を得たはずなのに自由じゃない、幸せになったはずなのに幸せじゃない。

 

ただ単に、誘拐・監禁犯罪のひどさを語る以上のメッセージあり。

心的にもそこまで重くなく、無理に泣かせる系映画でもなく、観るものの心にそれぞれのメッセージを届けてくれる、上質な映画。

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[映画レビュー]『ヘイトフル・エイト』(2015) 丸3時間、終始緊張しっぱなし

今、タランティーノ的活劇が大好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:タランティーノ映画はファンではないものの気になって仕方がないから。
ジャンル:アクション、西部劇
原題:THE HATEFUL EIGHT
泣ける度:泣ける要素ゼロ

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(C) MMXV Visiona Romantica, Inc. All rights reserved.


–あらすじ–
雪が降りしきる中で馬を失った賞金稼ぎマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、同じ稼業であるジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえたデイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)を乗せた駅馬車に同乗する。途中で保安官を名乗るクリス(ウォルトン・ゴギンズ)を拾った馬車は、猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。メキシコ人の店番ボブ(デミアン・ビチル)や怪しげな絞首刑執行人オズワルド(ティム・ロス)などの存在にジョンが強い警戒心を抱く中で、事件が起こる。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

舞台演劇のような映画。

シーンのほとんどが小屋の中で行われる密室劇。

 

クエンティン・タランティーノ監督・脚本。

上映時間、168分。つまり、約3時間弱。

 

こう聞くと、コアなタランティーノファンしか好きにならなそうな映画に思えるが、今作はタランティーノ映画の中でもどちらかというと万人受けする方であろう。

映画なのに、章立てな構成であり、章ごとにタイトルも付いている、かなりわかりやすいストーリー展開。

 

また、緊迫感半端なく、この人は有名俳優だから最後まで死なないとか、そういった安易な発想を吹っ飛ばしてくれる。

予定調和のストーリー展開に飽き飽きしている映画オタクが作ったみたいな映画になっている。

 

ただ、暴力あり、残酷であり、グロい。

そしてだんだんスクリーンを直視できなくなってくる。

 

アメリカ版の「日本昔話し」を観ているような感覚でもある。

言っている意味がよくわからないが、つまり、童話的な面白さがあり、その設定が西部劇になっているという感じで。

 

アクションあり、コメディー要素ありの内容だが、最後までシリアスさは忘れない。

状況の変化に応じて、各自置かれている立場が変わっていく過程が秀逸。

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(C) MMXV Visiona Romantica, Inc. All rights reserved.

 

誰と誰がグルで、どっちの側に付いた方が自分にとって得なのか。

誰一人本当のこと言ってないんじゃないか、と。

 

この手の映画からはメッセージもくそもない気がする。

ただただタランティーノ氏が作ったお話を楽しみたい、そんなあなたにおすすめの映画。

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[映画レビュー]『オブリビオン』(2013) こころ揺さぶる近未来SFラブストーリー

今、SFとラブストーリー両方大好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:賛否両論な映画で気になったから。
ジャンル:SF、アクション
原題:OBLIVION
泣ける度:(1.5/5)

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(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.


–あらすじ–
エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

SFもの映画って女性はあんまり好きじゃないのだろうか?

近未来の乗り物に乗ったり、この世のものとは思えない化け物と戦ったり。

 

でもこの映画、単なる近未来SFもの映画ではない。

切ない、切ない、ラブストーリーの要素もあり。

 

トム・クルーズ映画といえば、たいてい美女しか出てこないのだが、今回も美女ぞろいで。

そんな、美男美女たちが、ビジュアルの美しさでも魅せてくれる。

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(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 

映画の冒頭部分、観ていておそらく疑問がいくつか出てくるであろう。そしてそんな我々の疑問を無視するかのように、どんどん物語が進んでいく。

だが、次第に形が見えて来る。「ああ、そういうことか。。」と。

 

「この手の話、どっかで観たことあるよ」と、思うかもしれないし、それは否定しない。

ただ、私はのめり込んだ。最後の最後まで。どうなるかワクワクさせてくれるストーリー展開に。

 

その最後は切なく、観終わった後、しばらく余韻が残る。

無力感というか、脱力感というか。

 

正直、観終わった後、いろいろと疑問が残ることだろう。

しかし、映画の中に100%の答えを求めるのはナンセンス。

 

映画とは、余韻を楽しむものだから。

感じるままに感じ、自分の好きなように解釈して、心満たされる。

 

その振れ幅の大きい余韻で、こころ大きく揺さぶられたい。

そんな映画の醍醐味を味わいたいというあなたにおすすめの映画です。

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[映画レビュー]『X-ミッション』(2015) ストーリーはチープだが、アクションは一見の価値あり

今、とにかくスリリングなアクションを楽しみたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:なんかスゴそうな映画だったから。CGなしと、豪語しているから。
ジャンル:アクション
原題:POINT BREAK
泣ける度:(1/5)

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(C) 2015 Warner Bros. Ent. (C) Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


–あらすじ–
以前アスリートだったFBI捜査官ジョニー・ユタ(ルーク・ブレイシー)は、エクストリームスポーツのカリスマ、ボーディ(エドガー・ラミレス)が中心となっているアスリート犯罪集団への潜入捜査を開始する。彼らには、卓越した能力を使って、犯罪行為を繰り返している疑いが掛かっていた。しかし、ユタは彼らと危険な行動を共にするうち、ボーディに対し信頼と友情を抱くようになり……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

アクションは確かにスゴイ。というか、スゴイのと通り越してスゴイ。スゴすぎる。

でも、ストーリー自体はいたって普通。

 

この映画は、何を楽しみたいかの目的によって評価が分かれる映画。

映画というからには、心動かすようなストーリーがあって欲しいと思う私にとっては、物足りなさが残る映画。

 

CGを使用しない生身のアクションを前面に押し出して宣伝しているだけあって、そのアクション部分については、どこに出しても恥ずかしくないのであろう。

ただ、そんな人間離れしたアクションを集めただけの映像であれば、スタント集的なDVDでも観れば済む話。

そういえば、昔、深夜の民放で急な山の斜面をスキーで滑り降りる人の映像が流れていたのを思い出す。ああいう映像を、別途観るだけで十分な感じである。

 

CGを使用しないアクションがこの映画の売りなのだが、そのあたりの定義がよくわからん。

人が崖から落ちたりするシーンもCG使ってないということ?それならホントスゴイんだけど。

 

Again, 映画から発せられるメッセージがいまいち不明瞭。

自然保護を訴えてる? 格差社会を批判してる? それともスピリチュアル的ななにか?

それともそれとも、ドラゴンボール的な、オラが最強だ的なノリ?

 

映像はそれこそかなり楽しめたけど、ストーリーがかなりいまいち。

名作、ブラット・ピット主演の『セブン』(1995)をもじったような、香港の名作『インファナル・アフェア』(2002)をパクったような。

 

どうせパクるならオリジナルを上回って欲しいところなのだが、オリジナルの足元にも及ばす。

オリジナルを上回っていたのは、出演する俳優陣がイケてるということだけ。つまり、いい男、いい女揃いで。

(C) 2015 Warner Bros. Ent. (C) Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

ストーリーがメチャクチャつまらないということではないが、いたって普通の展開で、かつ、メッセージが不明瞭というだけ。

あまり深く考えないで観てもらいたいのか、じっくり考えて観て欲しいのかの製作者の意図もブレている。

 

製作者自身の目的は達したが、観る側の気持ちが完全に無視されてる感じで。

俺たちスゴイの作ったぜ、的な、自己満足のための映画。

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