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[映画レビュー]『グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~』(2014) GOODな、いいかげんさ

今、アフリカ難民問題について、まずは知ることから始めてみたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:タイトルに惹かれた。
ジャンル:ドラマ
原題:THE GOOD LIE

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(c)2014 Black Label Media, LLC All Rights Reserved.


–あらすじ–
カンザスシティーの職業紹介所勤務のキャリー(リース・ウィザースプーン)は、スーダンの内戦で両親を亡くしたマメール(アーノルド・オーチェン)らを空港で出迎える。これまで抜かりなく仕事をこなしてきた彼女の任務は、難民の彼らに勤め先を見つけることだった。だが、電話など見たこともなく、マクドナルドも知らない彼らの就職は困難を極める。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

この映画のタイトル『グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~』から、心温まるコメディー映画を想像していたら、だいぶ違っていた。

 

めちゃくちゃシリアスな映画で、笑うなんてどんでもないという映画。

でも、感動させて涙を流させるというものでもなく、泣いてもらう代わりに、しっかりとこの現実を世界に広めたいという想いのほうが、より伝わってきた。

 

この映画は実話ベースであり、実際のスーダン難民や、元少年兵たちが演じていることで、よりリアルさも感じる。

この手の実話もの映画になると、ドキュメンタリーフィルム度が高く、やや起伏の少ない眠たくなる映画となるか、逆に、脚色し過ぎてドラマチック過ぎる映画になるかだが、この映画はちょうどその中間ぐらい。したがって、しっかりと現実に向き合える一方で、映画としても見応えのある作品。

 

ものすごい現実が、淡々と描かれている。

そこが狙いなのかどうかわからないが、「こんなことは我々にとって特別なことではなく、日常の出来事なんだよ」と言われているような気がした。

 

積極的に難民を受け入れることがない日本。その日本に住む我々日本人にとって、難民を受け入れることとはどういうことか、実はよくわかっていない。

そして、今後も深く関わることがないものかもしれない。

 

それだけに、日本人にこそ、この映画を見て欲しい。

まずこの映画を観ることが、彼らを支援する一歩となるのではないか。

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[映画レビュー]『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015) マンネリ感は感じつつも、同時に新しいものを観ているという感じにもなれる

ネタバレはさせたくないけど、どんな感じの映画なのか知りたいというあなたへのレビュー

観て良かった度:(5/5)
観た理由:スターウォーズシリーズ、そこそこファンだから。
ジャンル: SF、アクション、アドベンチャー
原題:STAR WARS:THE FORCE AWAKENS

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(C)&TM 2015 Lucasfilm Ltd.


–あらすじ–
エピソード6『ジェダイの帰還』から30年後の世界の話。以上。

映画の率直な感想から

本作「スターウォーズ」シリーズは、熱狂的ファンも多いことから、いつもより、よりストーリーの核心に触れないようにして、レビューを書いていきます。

 

まずはじめに、「どうせ大したことないんだろ。話題だけだろ。」という私の想定を、完璧に裏切ってくれました。

2015年で一番満足度の高い映画になりました。

 

「それってあなたがスターウォーズファンだからでしょ?」

と、言われそうですよね。

 

そうです。まあまあのファンです。でも映画館に仮装して行くほどの、日劇や六本木ヒルズに観に行くほどの、ファンではありません。

公開初日の初回上映に、家の近くの映画館に駆け込む程度のスターウォーズファンという感じです。

 

じゃあ何が面白かったの?

 

まず言えることとしては、3Dのクオリティーが高かったです。

宇宙船が映画館のスクリーンからめちゃくちゃ飛び出てましたから。

 

その他の「なにが面白かったの?」部分については、以下に、これからいくつかの視点で見ていきたいと思います。

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[映画レビュー]『レッスン!』(2006) 社交ダンスがダサいなんて、もう言えない。

今、踊れないけど踊りたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:高校荒れてる系が好きだから。
ジャンル:ドラマ、青春
原題:TAKE THE LEAD

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(C) MMV NEWLINE PRODUCTIONS,Inc Rights Reserved


–あらすじ–
路地裏で暴れるロック(ロブ・ブラウン)を目にしたピエール(アントニオ・バンデラス)は、翌日、スラム街の高校に出向き社交ダンスで学生たちを変えてみたいと直訴する。しかし、ピエールがダンス指導することになったのはロックら問題児が集まる特別クラス。家庭の問題を抱える彼らは、社交ダンスを通して人生に希望を見いだしていく……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

ダンスムービーは、やっぱり観終わった後スカッとする。

そして、踊れないのに踊りたくなる。

 

実話ベースの映画。

“Inspired by a true story”と、微妙な表現で冒頭に断り書きを入れているので、結構脚色されてるかなあ感はある。

ホント、実話はベースになっているだけですよ、的な。

 

フリーダム・ライターズ』(2007) 同様、学校が超荒れている。『フリーダム・ライターズ』のほうが、刑務所感が強かったが。

それにしてもアメリカの高校ってこんなんなの?

NYの高校とかって。

 

ちょっと荒れてる系の高校もの映画で、ダンスものというと、ジュリア・スタイルズ主演の『セイブ・ザ・ラストダンス』(2001)を思い出す。

こちらは白人の彼女が黒人の彼からダンスを教えてもらうパターンで、彼女はバレリーナなのだが、バレリーナ体型じゃないだろ、と、ツッコミが多かった映画。でもいい映画。

 

高校荒れ荒れシリーズでいうと、『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』(1995)もかなりの荒れ模様。

 

すべての映画に共通して言えることは、「住む世界が違う」ということ。

いくら綺麗ごとをならべて、「勉強しよう」、「ダンスをしよう」と言っても、その日生きていくのが精一杯の環境に置かれている生徒たち。

 

そんな、困難の中の困難を生きる生徒たちを立ち上がらせる映画なだけあって、この手の映画は一般的に受けがいい。

そしてそれが実話ベースとなると、さらに観る者の気持ちを惹きつける。

 

アントニオ・バンデラスがスーパカッコよく、また、彼らが踊る社交ダンスもめちゃくちゃカッコイイ。

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(C) MMV NEWLINE PRODUCTIONS,Inc Rights Reserved

 

ストーリー展開に意外性はない。ただ、観ていて嬉しくなることは確かだ。

スカッとした気持ちになりたいときに、おすすめの一本。

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[映画レビュー]『バタフライ・エフェクト』(2004) 切ない恋のタイムトラベルサスペンスストーリー

今、あの子は今頃なにをしているのかなと懐かしみたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(5/5)
観た理由:タイムトラベル系の映画が好きだから。
ジャンル:サスペンス、SF、ドラマ
原題:THE BUTTERFLY EFFECT

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(C) MMIV ALL RIGHTS RESERVED.


–あらすじ–
幼い頃、ケイリー(エイミー・スマート)のもとを去るとき、エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、「君を迎えに来る」と約束した。だが時は流れ、ケイリーとエヴァンは全く別の道を歩んでいた。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

結構好きなタイムトラベルもの映画。

そして多くのタイムトラベルもの映画がそうであるように、この映画も「切ない」。

 

特に、子どもの頃の思い出って切ない。

子ども使うのはある種反則だけど、それがわかっていても、切ない。

 

タイムトラベルもの映画で「切ない」というと、『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』(2013) が、父と息子の心の交流に焦点をあてているのに対し、こちら『バタフライ・エフェクト』(2004)は、幼なじみの女の子との交流を描いている。

誰もが幼かった頃の、初恋を思い出すんじゃないか的な映画。

 

ストーリー展開も秀逸で、最初の10分で引き込まれ、気がついたら映画が終わっている。

「えっ!」、「あれっ?」、「えーっ!」みたいなのが、ずっと続く。

 

エヴァン(アシュトン・カッチャー)が経験する、いくつもの「自分」。

そして、最後に彼が選んだ人生は。。

 

過去を変えると現在も変わっているというのは、タイムトラベル系映画の定番だが、「現在」に戻るたびにゾクッとさせられる、タイムトラベルサスペンス映画。

最後に流れるオアシスの曲がまた、切なさをかぶせてくる。オアシスもあの頃に戻れたら。。とかも思ってしまう。

“Stop Crying Your Heart Out / Oasis”

 

懐かしい気持ちを感じながらも同時に怖さも感じさせ、観終わった後、「フーッ」と脱力させられる映画。

夜中に観て、そのまま寝ちゃえば、その後の夢の中でも楽しめるかも。

 

トライしてみてください。翌朝起きたら世界が変わってるということは、ないと思いますが。

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[映画レビュー]『最強のふたり』(2011) 言いにくいことを言ってくれる、聞きにくいことを聞いてくれる

今、明るい介護もの映画を観たいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:「最強」とまで言われたら観るしかないかなと。
ジャンル:コメディ、ドラマ
原題:INTOUCHABLES/UNTOUCHABLE

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(c) 2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP/


–あらすじ–
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

最近劇場公開された『サヨナラの代わりに』(2014)が、女版『最強のふたり』(2011)とも言われている。

しかしこの二作品の大きな違いは、

  • 『サヨナラの代わりに』(2014)・・フィクション、悪化していく病
  • 『最強のふたり』(2011)・・実話、事故により体が不自由に

というところ。

つまりは、本作は「悪化していかないもの」なだけに、それほど深刻な話にはなっていない。そこが、大きな違い。

 

悲しい系の、涙たくさん出ちゃう系の映画が苦手な人にも、十分楽しめる映画。

 

前述のとおり、この映画は実話がベースになっている。

実話ベースの映画は通常、劇的なストーリー展開が少ない分、退屈になりがちだが、この映画は最後まで飽きさせない。

もしかしたら、脚色多めなのかもしれないが、事実を大きく逸脱していなければ、面白さを追求する作りは嫌いではない。

 

実話ベースの映画の限界としては、小説のようにきれいに話がまとまっていないところ。アクション映画でいうところの、最後にボスキャラを倒して平和が訪れて終わる的な展開が、ないといえばない。この映画は最後、ダラダラ終わっていく感じの映画。

したがって、ストーリー全体の「締まり」は期待出来ない。しかしながら、個々のストーリーが単体でそれぞれ面白いので、全体として満足度の高い映画になっていると感じる。

 

明るい介護もの映画を観たいという人にはオススメの映画。

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[映画レビュー]『ジュリエットからの手紙』(2010) 真実は何年経っても変わらないもの?

今、恋の苦悩を嘆いているあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:飛行機のなかでたまたま観た。
ジャンル:ドラマ、ロマンス
原題:LETTERS TO JULIET

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(C)2010 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.


–あらすじ–
ロンドンに暮らすクレア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)のもとに1通の手紙が届く。その内容は、50年前に彼女がイタリアで恋に落ちた男性との愛を貫けなかった苦悩を、ジュリエット宛につづった手紙への返事だった。その男性と再会することを決めたクレアはイタリアへ向かい、返事を書いたソフィー(アマンダ・セイフライド)と共に初恋の人を捜す旅に出る。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

イタリアの街並みを楽しめる、そして、イタリアのローカルタウンを車で回った気分になれる、ある種、ロードムービー的な要素も含んだラブストーリー。

すごくハッピーなストーリーなだけに、観終わった後、清々しい気持ちになれる。ちょうど、「ホリデイ」を観終わった後の気持ちに近い感じに。

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(C)2010 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.

 

また、クレア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)とソフィー(アマンダ・セイフライド)の双方の恋の行方を追うことで、1本で2倍楽しめる欲張りなラブストーリー映画。

ワイン片手にリラックスしながら楽しんじゃえる気軽さもあり。

 

やや女性向け感の強いラブストーリーだが、この映画こそ、男性諸君に観ていただきたい。

特に、人生仕事中心で考えている男性たちに。

 

女性にとっては夢のあるシンデレラストーリー的映画として、男性には戒め的映画として、男女一緒に楽しめる映画ではないでしょうか。

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[映画レビュー]『Re:LIFE~リライフ~』(2014) 人に教えるということは、初心を思い出すこと

今、軽くヒュー・グラントで笑ってみたいというあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:ヒュー・グラントのコメディもの結構好きだから。
ジャンル:コメディ、ドラマ、ロマンス
原題:THE REWRITE

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(C)2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC.


–あらすじ–
かつてアカデミー賞を受賞するも、15年間鳴かず飛ばず状態の脚本家キース(ヒュー・グラント)は、破産寸前で妻子にも逃げられる始末。人生どん底の彼は郊外の大学でシナリオコースの講師を引き受けるが、乗り気でなく不真面目に振る舞う。しかし、子育てしながら復学したホリー(マリサ・トメイ)をはじめ真剣な生徒たちの情熱に接するうちに、鬱屈(うっくつ)したキースの心に変化が生じ……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

ヒュー・グラントの、とにかく頭で考えてることが口から次々と出ちゃって、その結果トラブルに巻き込まれていく系のコメディが好きな人には大好きな映画の一つになるかも。

 

私自身、ヒュー・グラント主演のコメディ映画は好きな方なのだが、これまでの彼のコメディ映画と比較して、今回の作品は正直あまりパンチの強さは感じられなかった。どちらかというと、小笑いの寄せ集め的な映画。

でも、そんな「ヒュー・グラント小笑い集」が好きなのが、彼のファンであるとも思うので、ヒュー・グラントファンとしては、十分満足できるのかもしれない。

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(C)2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC.

 

人生やり直していく系のヒューマン要素(たぶん、こっちがメインテーマなんだろうが。。)も少し入ったコメディ映画。また、ヒュー・グラントが脚本家という設定から、映画ファンは同時に映画脚本制作の裏側ものぞくことができる、一度に二度美味しい映画。

 

軽くヒュー・グラントで笑ってみたいという人にはおすすめの映画。

ホント軽くね。

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[映画レビュー]『黄金のアデーレ 名画の帰還』(2015) 人はすぐに忘れる、そして、過去を蘇らせる

今、絵画の持つ力を感じたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:絵画について最近自分の中で関心が高まっているから。
ジャンル:ドラマ
原題:WOMAN IN GOLD

(C)2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.


–あらすじ–
アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす。法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

法廷闘争ものの側面を持ち、現在と過去を行ったり来たりする展開でありつつも、比較的、観やすい作りになっている。

現代のシーンは時系列でわかりやすく構成されており、過去のフラッシュバックが映し出されるシーンでは、明確に過去のストーリーとわかるような映像で作られている。観るものに優しい映画。

 

また、この映画のストーリーは実話をベースに作られており、最後のエンドロールでは、現在彼らがどう生活しているのか的な紹介が出てくる。これはありがちな作りだが、実話映画を観ている者が知りたいところをしっかりカバーしてくれている。

ストーリー的には、フィクションじゃないかと思うぐらいの驚きな話の展開であり、これが実話ということで、一層観るものを魅き付ける。よく映画でありがちなストーリーが、そんなありがちな話が「本当にあった」ということだ。

 

それでも「よくある話だなあ」と、映画としてはつまらないと思うかもしれない。ただ、これ、何度も言うようですが、「実話」なので、よく映画である話ではなく、本当にあった話であるということで、是非ご鑑賞いただきたい。

 

久しぶりに、映画を観てるなあという感じがした。

私の映画を観る際の楽しみの一つが、自分が行ったこともない地域、聞いたこともない制度やしきたりなどに、間接的ではあるが、触れることができるということ。そういった意味で、オーストリアのウィーンに触れ、国際裁判の難しさに触れることができたこの映画は、まさに「映画を観てる」感が久しぶりに強く感じられた作品。

 

他の本格法廷もの映画と比べると、法廷闘争部分自体についてはそれほど見入るレベルのものでもない。だから、「裁判に勝ったー!やったー!」というレベルのものではない。

それよりもむしろ、「過去を蘇らせる」ことの意味について考えさせてくれる映画である。

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[映画レビュー]『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014) 争うことなんて、誰も望んでいない

今、もめごとに巻込まれているあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:猿の惑星の第1作目のが好きだから。
ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
原題:DAWN OF THE PLANET OF THE APES

(C)20th Century Fox

(C)20th Century Fox


–あらすじ–
自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考えに従って動き出す。一方、猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人類と接触しようとせずに文明を構築していた。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

「猿の惑星」ファンを裏切らない出来に、嬉し涙が。。

「猿の惑星:創世記(ジェネシス) (2011) 」の続きの作品とのことだが、その前作を見ていなくても、十分この作品だけで楽しめる。

他の「猿の惑星」シリーズ同様に、今作についても、一作目の「猿の惑星  (1968)」を上回ろうとはせず、異なる角度からの面白さの切り出し的な形で、新しい猿の惑星を見せてくれる。

 

歴史的背景も含めて、敵対する者同士、どのように歩み寄っていくことができるか。そもそも歩み寄れるものなのか。

映画開始から最後の最後まで、飽きさせないストーリー展開。

この手の映画には一切興味のないうちの嫁も、最後まで見入ってしまうほどに。

 

猿を通じて社会問題を考えるという、なんとも不思議な感じのする映画だが、非常に勉強になる。

世界中のいろいろ争っている人たちにこの映画を見てもらい。なにか気づきを得てもらいたい。

 

この手の映画は好きじゃないという人、少なくないでしょう。そもそも猿が言葉をしゃべること自体、受け付けない、と。

実は私もそうでした。昔、一作目の「猿の惑星 (1968)」を見る前までは。

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[映画レビュー]『エベレスト 3D』(2015) 命に関わる判断に優しさは見せてはならない

「一応、山登りします」というあなたにも是非見ていただきたい映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:一応私も山に登るので。
ジャンル:アドベンチャー、ドラマ、サスペンス
原題:EVEREST

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(C) Universal Pictures


–あらすじ–
世界にその名をとどろかせるエベレスト登頂を目指し世界各地から集まったベテラン登山家たちは、参加者の体調不良などトラブルが重なり下山が大幅に遅れる。さらに天候が急激に悪化し、命の危険性が劇的に高いデスゾーンで離れ離れになってしまう。ブリザードや酸欠などの極限状況に追い込まれた一行は……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

雪山登山の厳しさを、そしてエベレスト登山の過酷さを感じることのできる作品。

3Dメガネをかけて観たのだが、その映像には超満足。

高〜っ、深〜っ、って感じで。

 

ストーリーはというと、実話ベースの映画だけあって、劇的な展開というものは正直ない。

難波康子(なんばやすこ)さんという日本人登山家が登場することにより、日本人として急にこの映画に親近感が湧くが、それ以上でもそれ以下でもなく。

 

それまでプロの登山家しか登っていなかったエベレストにて、商業登山なるものが始まりだした頃の様子が描かれている。

65000ドルという大金を払った登山参加者は少し無理をしてでも登頂成功させたい。危険であれば引き返してまた後日登りに来ればいいという考えができない。

一方で、お金を受け取ってる業者側はなんとしてもその思いを叶えてあげたい。生きて帰ることが一番大切とわかっていても、判断を誤ってしまう。

 

何事も最初は失敗がつきものだが、この1996年エベレスト大量遭難事故という結果は、あまりにも大きな代償であったことを伝える作品。

映画としてはストーリー展開もそれほど面白いものでもないが、映像は一見の価値あり。是非、映画館で3Dで。

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