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[映画レビュー]『ピッチ・パーフェクト』(2012) アメリカ版、アカペラ版「 スウィングガールズ (2004) 」か

今、アカペラ好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:続編が上映されるので気になった。
ジャンル:コメディ
原題:PITCH PERFECT

Pitch Perfect

(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.


–あらすじ–
DJになろうと奮闘中のベッカ(アナ・ケンドリック)だったが、親に大学へ進むことを強く勧められる。渋々大学に入学した彼女は、全く興味のないガールズアカペラ部に入部し大会に出場する羽目になってしまう。しかし、メンバーは個性の強過ぎる者ばかりで、部としてしっかりと活動できる状態ではない。それでもぶつかり合いながら練習を重ねていくうちに、彼女たちの間に絆と友情が芽生え、歌声もリズムもハーモニーもピッタリと合うようになるが……。
シネマトゥデイ

まずは映画全体の感想から

アカペラ青春ストーリーといった映画。そして典型的なスクールコメディ映画。

部分的にストーリー展開が、日本の映画「 スウィングガールズ (2004) 」に酷似している。。「参考」にされたのか?

それが理由というわけではないが、ストーリーに深みがない。

 

でも、単純に観て楽しめる映画。そんな映画ってやっぱりたまに観たくなる。気分を上げるために。

そして「渡辺直美?」も出てるので、日本人にはより楽しめる映画かも。

levelwilson

(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

naomiwatanabe

上がファット・エイミー役のレベル・ウィルソンさん、下がビヨンセ役?の渡辺直美さん。

どちらも実にかわいい。

 

アメリカの学園もの映画っぽく、いじめや差別的発言も日本人の我々にとっては行き過ぎてると感じる部分も多いが、映画だと思って軽く流しておこう。

こういうのってアメリカ映画の典型って感じで、差別発言にうるさい社会のはずが、映画だと発散するかのように、そのあたりの制限が緩くなる。映画の中が唯一本音が聞ける場所なのかもしれない。

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[映画レビュー]『サヨナラの代わりに』(2014) 「あの頃に戻りたい」と思ったところで遅いのが人生

今、ALSについて考えたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:ヒラリー・スワンクが出てるから。ALSについて関心があるから。
ジャンル:ドラマ
原題:YOU’RE NOT YOU

YOU'RE NOT YOU

(C) 2014 Daryl Prince Productions, Ltd. All Rights Reserved.


–あらすじ–
弁護士の夫エヴァン(ジョシュ・デュアメル)と理想的な日々を暮らしていたケイト(ヒラリー・スワンク)は、35歳で難病のALSと診断される。1年半後には車椅子での生活を余儀なくされ、友人たちの前で気丈に振る舞うことに疲弊した彼女は、奔放な大学生のベック(エミー・ロッサム)を介護人として雇う。全てが正反対で反目してばかりの二人だったが、ケイトの夫の浮気を機に、遠慮のない関係になっていき……。
シネマトゥデイ

女版「最強のふたり」とも言われているが、患っている病気の重さが違うので、そもそものストーリーの重さが違う。

こちらはALSという、病状が悪化していく一方の病気。つまり、結末が明るくないことが最初から分かっているので、見ていてだんだん心が重くなっていくる。

 

人物設定はありがちといえばありがちで、ストーリー展開も想像に難くないのだが、実際に病気の症状が悪化していくケイト(ヒラリー・スワンク)の姿を見ていると、やはり見ていてつらくなる。

「そうか。。そういうこともできなくなってくるのか。。」と。

 

ALSのような悪化していくだけの病を患っている人に対し、自分なら、どのように接していくだろうか、考えさせられた。

 

励ましの言葉をかけてあげることが望まれていることなのか。

頑張ってもどうにもならないものに、「頑張って」と声をかけるのは残酷ではないか。

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[映画レビュー]『プラダを着た悪魔』(2006) 誰もが憧れる仕事の「現実」とは?

今、参考にしたい働き方を探しているというあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(5/5)
観た理由:当時、評価が高かったから観た記憶が。
ジャンル:コメディ、ドラマ、ロマンス
原題:THE DEVIL WEARS PRADA 

prada

(c)20th Century Fox.


–あらすじ–
アンディ(アン・ハサウェイ)はジャーナリストを志しNYにやって来る。オシャレに関心のない彼女は、無謀にも一流ファッション誌ランウェイの面接を受ける。編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のジュニア・アシスタントの仕事を手に入れるのだが、翌朝から24時間公私の区別なく携帯が鳴り続ける悪夢の日々が始まった。
シネマトゥデイ

この映画の劇場公開当時、女性向けの映画かと思ってしばらくシカトしていた記憶がある。

しかしながら、これは男性の私でも十分楽しめた映画。

 

一年ももてば、どこでも通用するようになると言われる仕事、それが、ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントという仕事。

このミランダの役は、実在の人物をモデルに書かれたと言われているが、マジすか?という感じの仕事内容。

このアシスタント業務、おそらく自分なら3日と続かないであろう。

 

次から次へとどんな要求がミランダから来るのか、だんだん待ち遠しくなる。

もちろんアンディ(アン・ハサウェイ)の立場にいない自分としてはだが。

 

時に、「へー、そういうのも人任せにするんだ」と、感心さえする。

究極に効率化された姿がそこにあるから、端で見ていて面白い。

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[映画レビュー]『マイ・インターン』(2015) 会社運営とは人間を扱うことに他ならず

今、会社で放置プレイを受けているあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:「プラダを着た悪魔」が好きで、似た空気を感じたため。
ジャンル:コメディ、ドラマ
原題:THE INTERN

myintern

(c)2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED.


–あらすじ–
ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、ファッションサイトを経営・管理する会社のCEOとして充実した日々を過ごしていた。仕事と家庭を両立するパーフェクトな女性像そのものの彼女はまさに勝ち組だったが、ある日、試練が訪れる。同じころ、シニアインターンとして、40歳も年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)がジュールズの会社に来ることになり……。
シネマトゥデイ

定年退職後の生活にスポットをあてた映画といえば、ジャック・ニコルソンの「アバウト・シュミット /ABOUT SCHMIDT (2002)」が私のお気に入り。

その映画と今回の「マイ・インターン」で共通する点、それは、「人は定年退職後、する事がない」ということ。

 

退職後、することがないベン(ロバート・デ・ニーロ)は、シニアインターンプログラムに申し込む。経験豊富なシニア層の力を会社運営に積極的に生かして行こう的なプログラムで、聞こえはいいが、実態は「放置プレー」そのもの。

結局何もすることがない状態に、変わりはないのである。

 

しかしそこは、経験豊富なベン。

「行動あるのみ」
”Just make it happen”

ということで、まず周りの人を手伝うところから始めていく。そして次第に社内で信頼を得ていく。

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[映画レビュー]『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(2014) 父と息子の交流を描いた名作映画

今、あったかい気持ちになりたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:楽しくリラックスできる映画と感じ、選んだ。
ジャンル:ドラマ、コメディ
原題:CHEF

chef

(c) 2014 Sous Chef, LLC. All Rights Reserved.


–あらすじ–
一流レストランの料理人カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)はオーナー(ダスティン・ホフマン)と衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻(ソフィア・ベルガラ)や友人(ジョン・レグイザモ)、息子(エムジェイ・アンソニー)らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
シネマトゥデイ

父と息子の交流を描いた名作映画は数あれど、この映画もその名作の仲間入りか。

一人の料理人が人生挽回していくストーリーを軸としながらも、より注目すべきは、父の息子への愛情表現が変化していく過程である。

テーマパークへ一緒に出かけたりなど、特別な扱いをすることが息子が喜ぶことと思っていた父。一方で、ただ普通にたわいもない話をしながら父と過ごしたい息子。

 

父が息子に、サンドイッチの焼き方や料理への向き合い方など、子供扱いせず真剣に教えるシーンは心温まる。

ただ口で教えるだけでなく、実際に手を動かして経験させる、自信をつけさせる、一人の大人として扱う。

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(c) 2014 Sous Chef, LLC. All Rights Reserved.

 

また、この映画では、SNSの使われ方の良い面と悪い面の双方がうまく紹介されている。

よく、インターネット技術についてはそのネガティブな使われ方ばかりが取り上げられがちであるが、この父と息子との交流の部分では良いSNSの使われ方にスポットがあてられ、それが非常に心温まるものになっている。

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[映画レビュー]『セッション』(2014) 片道切符の決意で挑む最上級の復讐劇

ジャズ好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(5/5)
観た理由:ジャズ音楽が好きだから。
ジャンル:ドラマ、青春
原題:WHIPLASH

Whiplash

(C)2013 WHIPLASH, LLC. All Rights Reserved.


–あらすじ–
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
シネマトゥデイ

これぞ、最上級の復讐劇!

「ベスト・キッド/THE KARATE KID (1984)」のような、美しい師弟関係を描く映画を想像していたら、これがまったくをもって裏切られた感じで。

いい意味で。

そして、”Good”ではなく、”Great”になるにはどうあるべきなのか、ということを、この鬼教師フレッチャーは、結果的に教えてくれる形になる。

 

「常に人の想定を超えろ。そうしないと、偉大な人間にはなれない。」

言うのは簡単だが、それを実際行動に移すとはこういうことなのか、というのをニーマン(マイルズ・テラー)はみせてくれる。

先生、それも鬼教師に反抗してまで自分を主張できるニーマンの姿に、かつての日本の、直談判でダメなら切腹覚悟、という姿が重なり、ニーマンの一瞬一瞬にかける覚悟が伝わってくる。

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[映画レビュー]『サガン -悲しみよ こんにちは-』(2008) 作家フランソワーズ・サガンの破天荒人生

今、フランソワーズ・サガンについて、ザックリ知りたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:サガンという人物について知りたかった。
ジャンル:ドラマ
原題:SAGAN

sagan

(C)2008 ALEXANDRE FILMS


–あらすじ–
1954年、18歳のフランソワーズ(シルヴィー・テステュー)は、処女作「悲しみよ こんにちは」をひと夏で書き上げる。ペンネームのフランソワーズ・サガンとして出版された小説はベストセラーとなり、一躍時代の寵児となった。やがて彼女はダンサーのジャック(ピエール・パルマード)らとともに道楽ざんまいの日々を送るようになり……。
シネマトゥデイ

サガンについて、強く知りたいという想いがないと、眠りに落ちてしまうかもしれない。

つまり、映画としては、起伏もなく、平坦であり、ただただすべての事実を同じレベル感で並べていった感じの二時間。

 

同じ自伝的映画でも、「モーターサイクル・ダイヤリーズ」のように、いくつかの出来事にフォーカスした作りであったほうが、映画としては面白みがあったかも。

もともと、もう少し長いバージョン(テレビバージョンがあった?)があったのを、短く二時間にまとめたようですが。

 

若くして成功してしまったサガン。若くして成功すると、やはり、人は自分をコントロールしていくのが難しくなるのであろうか。

周りの意見に耳を傾けなくなったり、お金に無頓着になるところは、想像に難くないであろう。そして周りにはイエスマンしか残らないところなども。

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[映画レビュー]『リンカーン弁護士』(2011) なんでも金で解決できると思ってたのに。。

今、サクサクと小気味いい法廷映画が観たいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:法廷ものが観たくなった。マシュー・マコノヒーが出てる。
ジャンル:サスペンス
原題:THE LINCOLN LAWYER

Lincoln-Lawyer-a1

(C)2011 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LCC And LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.


–あらすじ–
ロサンゼルス中を高級車リンカーンで奔走するやり手弁護士ミック(マシュー・マコノヒー)の顧客は、主に麻薬の売人や娼婦(しょうふ)たちだ。ある日、彼の元に殺人未遂容疑で訴えられた資産家の息子ルイス(ライアン・フィリップ)の事件の依頼が舞い込んでくる。ミックは彼の十八番の司法取引で事を丸く収めようとするが、ルイスは無実を訴える。
シネマトゥデイ

あまり重すぎない法廷もの映画が観たいという時にはピッタリの映画かもしれません。

重すぎず、それでいて、陳腐な法廷ものでもなく、非常に楽しめる映画かと。

 

映画開始直後から一つの裁判をずっと追っていくような退屈な展開ではなく、めまぐるしく変化する状況に、おそらくあっという間に2時間を終えてしまうことと思います。

マシュー・マコノヒーの法廷ものというと、「評決のとき」が有名ですが、それとはまた違ったテイストで、この「リンカーン弁護士」の場合は、より気楽に楽しみながら、そして時にハラハラしながら、私は観ることができました。

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[映画レビュー]『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013) 自業自得男の凄まじい行動力

今、「行動力」が欲しいと感じているあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:伝記映画が好み。病気のようにやせ細ったマシュー・マコノヒーが出てる。
ジャンル:ドラマ
原題:DALLAS BUYERS CLUB

DALLASBUYERSCLUB

(C) 2013 Dallas Buyers Club, LLC. All Rights Reserved.


–あらすじ–
1980年代当時無認可だったHIV代替治療薬を密輸販売し、アメリカのHIV患者が特効薬を手にできるよう奔走した実在のカウボーイの半生を映画化した人間ドラマ。
シネマトゥデイ

このロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)をカッコイイと思う人は少なくないだろう。最初の堕落した生活の部分以外は。

しかしながら、彼のやったことは、ルール無視、法律無視の、自分さえよければいいという行動。

そんな彼を崇めたて、映画化までしてしまうのも、正直どうかと思った。

特に医療従事者であれば、こんな一方的な見せ方に納得はいかないであろう。医療業界にいた私も、このワンサイドすぎる作りには納得が行かないところがある。映画としても、もう少しFDAをはじめとする医療機関側の主張の部分を出すべきだったかと。

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[映画レビュー]『コラテラル』(2004) 一晩あれば、人間変わるのは難しいことではない

今、悪いトム・クルーズが見たいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:映画チャンネルで放送されてたのをたまたま見た。トム・クルーズ、ジェイミー・フォックスが出てる。
ジャンル:サスペンス、アクション
原題:COLLATERAL

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(C) Paramount Pictures

 

トム・クルーズが殺し屋ヴィンセントを演じ、ジェイミー・フォックスがタクシードライバーのマックスを演じる。マックスはヴィンセントに脅されて、専属ドライバーとして一晩中人殺しに付き合わされる、というストーリー。

ハリウッド映画に出てくる悪役に、理屈っぽく、哲学じみて、たとえ話が好きな人間が多い気がするが、このヴィンセントもその一人。

そのヴィンセントが、まじめで世渡り下手なマックスに、結果的に、この世で生きて行く上での術を解いていくことになる。

 

最初はテキトーにヴィンセントの話を聞いていたマックスも、次第にヴィンセントの言葉に影響されてくる。その過程で何度とおとずれる、マックスの心の変化が一番の見どころ。

そして、そのマックスに与えた変化が、結果、ヴィンセントにとって仇となる。

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