青春映画 洋画編

[映画レビュー]『レッスン!』(2006) 社交ダンスがダサいなんて、もう言えない。

今、踊れないけど踊りたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:高校荒れてる系が好きだから。
ジャンル:ドラマ、青春
原題:TAKE THE LEAD

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(C) MMV NEWLINE PRODUCTIONS,Inc Rights Reserved


–あらすじ–
路地裏で暴れるロック(ロブ・ブラウン)を目にしたピエール(アントニオ・バンデラス)は、翌日、スラム街の高校に出向き社交ダンスで学生たちを変えてみたいと直訴する。しかし、ピエールがダンス指導することになったのはロックら問題児が集まる特別クラス。家庭の問題を抱える彼らは、社交ダンスを通して人生に希望を見いだしていく……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

ダンスムービーは、やっぱり観終わった後スカッとする。

そして、踊れないのに踊りたくなる。

 

実話ベースの映画。

“Inspired by a true story”と、微妙な表現で冒頭に断り書きを入れているので、結構脚色されてるかなあ感はある。

ホント、実話はベースになっているだけですよ、的な。

 

フリーダム・ライターズ』(2007) 同様、学校が超荒れている。『フリーダム・ライターズ』のほうが、刑務所感が強かったが。

それにしてもアメリカの高校ってこんなんなの?

NYの高校とかって。

 

ちょっと荒れてる系の高校もの映画で、ダンスものというと、ジュリア・スタイルズ主演の『セイブ・ザ・ラストダンス』(2001)を思い出す。

こちらは白人の彼女が黒人の彼からダンスを教えてもらうパターンで、彼女はバレリーナなのだが、バレリーナ体型じゃないだろ、と、ツッコミが多かった映画。でもいい映画。

 

高校荒れ荒れシリーズでいうと、『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』(1995)もかなりの荒れ模様。

 

すべての映画に共通して言えることは、「住む世界が違う」ということ。

いくら綺麗ごとをならべて、「勉強しよう」、「ダンスをしよう」と言っても、その日生きていくのが精一杯の環境に置かれている生徒たち。

 

そんな、困難の中の困難を生きる生徒たちを立ち上がらせる映画なだけあって、この手の映画は一般的に受けがいい。

そしてそれが実話ベースとなると、さらに観る者の気持ちを惹きつける。

 

アントニオ・バンデラスがスーパカッコよく、また、彼らが踊る社交ダンスもめちゃくちゃカッコイイ。

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(C) MMV NEWLINE PRODUCTIONS,Inc Rights Reserved

 

ストーリー展開に意外性はない。ただ、観ていて嬉しくなることは確かだ。

スカッとした気持ちになりたいときに、おすすめの一本。

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[映画レビュー]『ピッチ・パーフェクト2』(2015) 「ハモネプ」とは違うレベルのアカペラ大会

今、アカペラファンのあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:前作を観て、今作も観たいという気にさせられた。
ジャンル:コメディ
原題:PITCH PERFECT 2

PITCH PERFECT 2

(C)2015 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.


–あらすじ–
ベッカ(アナ・ケンドリック)が所属する大学ガールズアカペラ部のバーデン・ベラーズは、全米大会で女性チームとして初の優勝を果たした。ところがスキャンダルが原因で、大会への出場ができなくなってしまう。そんな中、一度きりのチャンスが訪れるものの、メンバーは卒業した後の進路などに悩んでいた。さらにドイツの強豪チームが彼女たちの前に立ちふさがり……。
シネマトゥデイ

まずは映画全体の感想から

前作の「ピッチ・パーフェクト」とほぼ同じ映画を作った感じの仕上がりに、ある意味驚きで。

ちょうど好きなアーティストのコンサートを再び観に行って、再度同じぐらいのテンションで盛り上がれる、そんな、この映画のファンであればすごく楽しめる映画。

 

一方で、初めて「ピッチ・パーフェクト2」から観た人には、ストーリーも薄っすらしたもので、正直楽しめないかもしれない。

今作は、ピッチ・パーフェクトファンのための「ピッチ・パーフェクト2」ということで、割り切って観に行く覚悟は必要かも。

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[映画レビュー]『ピッチ・パーフェクト』(2012) アメリカ版、アカペラ版「 スウィングガールズ (2004) 」か

今、アカペラ好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:続編が上映されるので気になった。
ジャンル:コメディ
原題:PITCH PERFECT

Pitch Perfect

(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.


–あらすじ–
DJになろうと奮闘中のベッカ(アナ・ケンドリック)だったが、親に大学へ進むことを強く勧められる。渋々大学に入学した彼女は、全く興味のないガールズアカペラ部に入部し大会に出場する羽目になってしまう。しかし、メンバーは個性の強過ぎる者ばかりで、部としてしっかりと活動できる状態ではない。それでもぶつかり合いながら練習を重ねていくうちに、彼女たちの間に絆と友情が芽生え、歌声もリズムもハーモニーもピッタリと合うようになるが……。
シネマトゥデイ

まずは映画全体の感想から

アカペラ青春ストーリーといった映画。そして典型的なスクールコメディ映画。

部分的にストーリー展開が、日本の映画「 スウィングガールズ (2004) 」に酷似している。。「参考」にされたのか?

それが理由というわけではないが、ストーリーに深みがない。

 

でも、単純に観て楽しめる映画。そんな映画ってやっぱりたまに観たくなる。気分を上げるために。

そして「渡辺直美?」も出てるので、日本人にはより楽しめる映画かも。

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(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

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上がファット・エイミー役のレベル・ウィルソンさん、下がビヨンセ役?の渡辺直美さん。

どちらも実にかわいい。

 

アメリカの学園もの映画っぽく、いじめや差別的発言も日本人の我々にとっては行き過ぎてると感じる部分も多いが、映画だと思って軽く流しておこう。

こういうのってアメリカ映画の典型って感じで、差別発言にうるさい社会のはずが、映画だと発散するかのように、そのあたりの制限が緩くなる。映画の中が唯一本音が聞ける場所なのかもしれない。

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[映画レビュー]『セッション』(2014) 片道切符の決意で挑む最上級の復讐劇

ジャズ好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(5/5)
観た理由:ジャズ音楽が好きだから。
ジャンル:ドラマ、青春
原題:WHIPLASH

Whiplash

(C)2013 WHIPLASH, LLC. All Rights Reserved.


–あらすじ–
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
シネマトゥデイ

これぞ、最上級の復讐劇!

「ベスト・キッド/THE KARATE KID (1984)」のような、美しい師弟関係を描く映画を想像していたら、これがまったくをもって裏切られた感じで。

いい意味で。

そして、”Good”ではなく、”Great”になるにはどうあるべきなのか、ということを、この鬼教師フレッチャーは、結果的に教えてくれる形になる。

 

「常に人の想定を超えろ。そうしないと、偉大な人間にはなれない。」

言うのは簡単だが、それを実際行動に移すとはこういうことなのか、というのをニーマン(マイルズ・テラー)はみせてくれる。

先生、それも鬼教師に反抗してまで自分を主張できるニーマンの姿に、かつての日本の、直談判でダメなら切腹覚悟、という姿が重なり、ニーマンの一瞬一瞬にかける覚悟が伝わってくる。

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