アクション・サスペンス映画 邦画編

[映画レビュー]『図書館戦争』(2013) 多くの人は自分に関係のないことだと思っていた

今、表現の自由について考えたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:自分自身、本が好きだから。岡田准一、榮倉奈々が出てる。
ジャンル:アクション、ロマンス

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(C)“Library Wars -LM-” Movie Project

はっきり言って、この「図書館戦争」というタイトルはダサい。いや、逆に、こういうのを、ダサカッコイイというのか。

いずれにしてもインパクトのあるタイトルでこの映画に惹かれたことは間違いない。

そしてこの映画は、どこを見どころと考えるか、によって評価が分かれるのではないか。

 

ストーリーはいたって単純。社会に悪影響を及ぼす本をこの世から消滅させたい「メディア良化委員会」と、本を守る「図書隊」が本を読む自由のために戦う話。

それを、

「そんなのありえないし、リアリティーがない」
「本のために武器を取って戦う理由がわからない」

と、思う人には、全くをもって面白みを感じることのできない、なんともバカバカしい映画なのかもしれない。

 

一方で、リアリティ云々ではなく、

「少しファンタジーの世界に浸ってみたい」
「思い入れのある本を手元に一冊は持っている」

という人にとっては、入り込んで観ることのできる映画ではないか。

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[映画レビュー]『天空の蜂』(2015) 子供は蜂に刺されて初めて痛みを知る

今、原発問題について再度考えたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:今話題の日本映画。原作が東野圭吾氏。
ジャンル:サスペンス、アクション

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(C) 2015「天空の蜂」製作委員会

原発について意見が二分する今の世の中に、この映画を投入した意義は大きい。

しかしながら、原発について賛成か反対かを問うのがこの映画の目的にはなっていない。

沈黙は一番の罪である。声を上げているのは一部の影響を受けた者だけであり、他の者は自分自身が痛みを伴わない限り何も感じないようだ。そしてそれが今の日本ではないか。

そんなメッセージがこの映画から受け取れる。

 

また、劇中での以下の一言でそれが表現されている。

「子供は蜂に刺されて初めて痛みを知る」

 

一つ残念なところがある。

それは、この映画が原発反対サイドに偏った作りになっているところ。そして、政府の人間(原発推進派)が悪者であることが前提になって作られているところ。

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