[映画レビュー:詳細解説付]『チェ 28歳の革命』(2008) カストロとの出会いからキューバ革命を成し遂げるまで

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チェ・ゲバラ三部作の二本目としておすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:チェ・ゲバラ氏について、より知りたかったから。
ジャンル:ドラマ
原題:CHE: PART ONE / THE ARGENTINE

(c)2008 Guerrilla Films, LLC – Telecinco Cinema, S.A.U. All Rights Reserved


–あらすじ–
1955年、貧しい人々を助けようと志す若き医師のチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、放浪中のメキシコでフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)と運命的な出会いを果たす。キューバの革命を画策するカストロに共感したチェ・ゲバラは、すぐにゲリラ戦の指揮を執るようになる。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

通常映画はネタバレしたら面白くないものだが、この映画に限っては、あえてネタバレさせてから観るべし。そうしないと、おそらく厳しい。

少なくとも「モーターサイクル・ダイアリーズ (2003)」は観ておくべしかと。

そうしないと、そもそもなぜ、チェ・ゲバラが改革のために立ち上がっているのかの背景がわからない。

なんでこの人戦ってるの?というところが。

 

また、この作品は映画としてみるのではなく、ドキュメンタリーフィルムとしてみる感じ。

そして、どのようにしてフィデル・カストロとチェ・ゲバラがバティスタ政権を倒したかというよりも、チェ・ゲバラという人間そのものを知るための映画。

 

劇中、チェ・ゲバラによる数々の名言が飛び出す。この場で一つ一つその名言を紹介することに意味はないので、是非映画を見て自分なりに心に響いた言葉を書き留めてみてほしい。

最低でも2回は観たい映画。一回目は全体の流れをつかみ、二回目で名言を書き取っていく感じで。

 

伝記系の映画は基本的に観るのが疲れる。だから、元気のある時に観るべし。

以下の準備をしてから。

いろいろと予習をしてみよう

なぜ、チェは革命に参加したのか

まずは「モーターサイクル・ダイアリーズ (2003)」を観る。これ絶対。

大学在学中、友人のアルベルトと南米放浪の旅に出るのだが、その旅での経験が後の革命家チェ・ゲバラを作ったと言われている。

 

そして、この映画へと続く。

冒頭は、メキシコに亡命中のフィデル・カストロとチェ・ゲバラが出会うところから始まる。その後グランマ号に乗りキューバへ渡り、当時のキューバを支配するバティスタ政権に戦いを挑んでいく。

 

登場人物多過ぎなのと、呼び名がバラバラで誰が誰だか

まず、チェ・ゲバラ。時々エルネストって呼ばれてるのは本名がエルネストだから。「チェ」はニックネームみたいなもの。チェもエルネストも同一人物ということでまず押さえておく。

 

また、カストロと言われるとわかるけど、フィデルと言われるとわからない、そんな感じでしょうか。私はそうでした。

いわゆる我々がカストロと言っているのが、フィデル。フィデル・カストロです。あの「カストロ議長」と言われていた人です。

 

一方で、ラウルと呼ばれているのが、フィデル・カストロの弟でラウル・カストロ。

フィデルがお兄ちゃん、ラウルが弟。

 

最後にもう一人、アレイダ。中盤から、女性で一人目立った人が出てくるのですがその人です。後に、チェ・ゲバラと結婚するそうですが、本映画ではそこまでは語られていないです。

 

地名をチェックしよう

ハバナっていうのが今のキューバの首都で、当時も政府軍(バティスタ政権)の本部がおかれていたようです。

でもこの映画で最後に戦った地はサンタクララというところ。このサンタクララを制圧した時点で、バティスタ政権を制圧した感じになっている。事実上そうだったのであろう。私も勉強不足なのでもうちょっと深く勉強してみるが。

 

敵は誰だ?

敵はバティスタ政権。

兵士はみな迷彩服着てるから違いが分かりにくいんだけど、政府軍は微妙にヘルメット?に政府軍のマークみたいなのがついてる。あと、そもそも着てるものが綺麗です。小綺麗なやつが政府軍ということで。

 

白黒映像とカラー映像

1964年、チェが36歳で、キューバの工業大臣であり、国連で演説してたりするときの映像が白黒で描写されている。つまり、バティスタ政権を倒した後。1958年のサンタクララでの戦いから6年後。

カラー映像の方は、バティスタ政権を倒す過程のゲリラ戦の方。1958年のサンタクララでの戦いまでの過程。

カラーと白黒で違いをつけてくれてほんと助かる。それがないと、ちょっと分かりにくい。若くても年取ってても髭を生やしてて、若いんだか年取ってるんだかわからない人たちなので。

 

男が惚れる男、チェ

  • 規律を重んじる男、チェ・ゲバラ。
  • なにかと忙しい男、チェ・ゲバラ。
  • とにかく人が好きな男、チェ・ゲバラ。
  • ゆえに、人からも愛される男、チェ・ゲバラ。
  • そして、非常にスマートな男、チェ・ゲバラ。

そんな、チェ・ゲバラの人柄を映画全体を通じて味わうことができる。

そして、この映画を観終わった後、きっと、チェ・ゲバラを好きになっている。

 

最後にまとめ的な感想

信念も持つものは強い」ということが、非常に伝わってくる作品。

数の力でもないし、一人の偉大なリーダーのおかげでもない。

一つの信念の元集まったものたちの力のおかげだ、と。

そして最後のサンタクララでの戦い。チェ・ゲバラ軍勢が1に対し、政府軍は9。それでもチェ・ゲバラ軍勢が政府軍を制圧できた理由が納得出来る。

 

是非、ノートをとりながら観てほしい作品。我々の日々の生活に通じるものがたくさん詰まっているから。

 

そして最後の最後に、チェ・ゲバラ映画三部作の完結編として、

『チェ 39歳 別れの手紙』(2008) 革命家チェ・ゲバラの最期を見届ける

をチェックで。

 

予告編

 

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