[映画レビュー]『ちはやふる -上の句-』(2016) 「静」と「動」のメリハリがダイナミックさを加速させる

LINEで送る
Pocket

今、時を超えても変わらない人の想いを感じたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:百人一首にフォーカスした渋いストーリの映画だから。
ジャンル:青春、ドラマ
泣ける度:(3.5/5)

chihayafuru-01

(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社


–あらすじ–
同級生の千早(広瀬すず)、太一(野村周平)、新(真剣佑)は、いつも仲良く競技かるたを楽しんでいた。小学校卒業を機に彼らはバラバラになってしまうものの、千早は単独で競技かるたの腕を磨く。高校に進学した千早は再会を果たした太一と一緒に競技かるた部を立ち上げ、この世界に導いてくれた新を思いながら全国大会を目標とする。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

40も過ぎたオッさんが、こんな青春映画を観に行くのはちょっとキモいが、それを承知で映画館に観に行った。

劇場には他にもオッさん族がちらほらいて安心したが、ほとんどが春休みに入った学生たち。

 

その学生たちのほとんどが、満足げな表情で映画館を出て行った。

そして、私はというと、これまた満足顔だった。

 

百人一首という題材がよかったのか、「静」と「動」のメリハリがあり、ダイナミックさを加速させていた。

そして、かるた目線で下から競技者を見上げるアングルが、迫力満点。

chihayafuru-04

(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

 

高校生同士の、むずがゆくなるような恋愛もの映画と思いきや、そんなちんけなものではない。

百人一首がわからない人でも自然と入り込める世界が出来ており、時折入れ込んでくる詩の解説が、ストーリーに深みを加えていた。

 

漫画が原作のため、「そんなやついないだろ」と思ったらそれで思考停止。

自然に笑えて、心地よく観終えることのできる、こころ温まる映画。

 

「ちはやふる -下の句-』(2016)は4月29日から。

前後編に分かれてる映画はあまり好きじゃないが、前編『ちはやふる -上の句-』(2016)は、これ単体でもしっかり物語が完結していて、思ったほどの不快感はない。

 

後編『下の句』では松岡茉優が投入されるようで、さらに加速していくぞ感を感じる。

原作はどんなだか知らないが、この実写版映画は学生じゃない大人なオッさんでも十分楽しめたので、オッさん族も恐れず映画館へ向かうべし。

前編と後編、二部構成に分かれる映画は好きではないが。。

前編の『上の句』では、主要登場人物5人が実に上手く描かれていて、誰一人おまけ感がなく、締まっていた。

その5人の俳優では、正直、主役の「広瀬すず」しか知らない自分でも、『上の句』を観終える頃には5人全員に感情移入してる。

chihayafuru-05

(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

 

ストーリー展開も、はっきり言って、わかっちゃいる。展開を予想しろと言われれば、それは難しくはない。

そんな、わかっちゃいるストーリー展開にあえて挑み、それでもなお観客を引き付けた映像を作り上げた、監督をはじめ作り手の皆さんには脱帽。

 

前編『上の句』は、一通りの登場人物紹介と、後編『下の句』へのつなぎとしては十分すぎるぐらいの満足な出来。

後編へのつなぎではあれど、前編『上の句』だけでも十分に満足できるので、無理して連続で観るために後編『下の句』の上映まで待つこともないだろう。

 

もうこれら映像の迫力に慣れてしまった我々に、次の『下の句』では何を見せてくれるか、楽しみである。

 

時を超えても変わらない人の想い

「時を超えても変わらない人の想い」が詩の一つ一つに込められている。

そうあらためて言われると、百人一首ひとつひとつの詩の解釈をしっかりやってみたくなる。

chihayafuru-02

(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

 

1000年も昔の人が、今の我々と同じ景色を見て、どう感じたのか。

そう考えるだけでも感慨深い。

 

偶然だが、小学生の頃、先生に百人一首を習った。一年間に100試合はやったのではないだろうか。

その時、劇中で紹介されたような、もう少し深みのある話をしてくれていたら、もっと自分も百人一首とやらに興味をもったかもしれない。

 

当時はカセットテープが読み手であったため、読まれる詩の順番を覚えている奴が強いという単純な競争構造であった。

下の句から覚え、その上の句の始めの数文字を覚えるなど、そんなテクニックもなく。

 

映画鑑賞後、遊び一つ一つの深みを伝えられる大人になりたいと感じた。

 

最後にひこと感想

もう戻れないとは知りつつも、高校時代にもう一度戻してほしいと願わずにわいれれなくなる。

そう思わせてくれる青春映画は青春映画としては二重丸の合格か。

 

この映画『ちはやふる』は、そういう意味では二重丸映画であっただろう。

 

予告編

 

LINEで送る
Pocket

映画・ドラマ見放題の贅沢がクセになる

Hulu(フールー)では映画やテレビドラマ、アニメやお笑い番組が見放題。PCやテレビ、スマホやタブレットと、どこでも観ることができるのも魅力の一つ。以下、私なりの贅沢なHulu(フールー)の使い方を3つご紹介。

  • 就寝前にちょっと一本布団の中で
  • 見逃した映画・ドラマをまとめて一気見
  • スキマ時間に「続き」からいつでも簡単再生

正直、ドラマに比べて映画の充実度はこれからという感じだが、月々933円(税抜)で見放題と考えると大満足。まずは2週間無料お試しから。

ちなみに今、アメリカテレビドラマの「ウォーキング・デッド」にハマってます。「LOST」と「バイオハザード」を足して二で割ったみたいなやつで。シーズン5まで一気見中。


オススメ映画、国内外のドラマ、アニメ一覧はこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*