[映画レビュー]『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014) 争うことなんて、誰も望んでいない

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観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:猿の惑星の第1作目のが好きだから。
ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
原題:DAWN OF THE PLANET OF THE APES

(C)20th Century Fox

(C)20th Century Fox


–あらすじ–
自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考えに従って動き出す。一方、猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人類と接触しようとせずに文明を構築していた。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

「猿の惑星」ファンを裏切らない出来に、嬉し涙が。。

「猿の惑星:創世記(ジェネシス) (2011) 」の続きの作品とのことだが、その前作を見ていなくても、十分この作品だけで楽しめる。

他の「猿の惑星」シリーズ同様に、今作についても、一作目の「猿の惑星  (1968)」を上回ろうとはせず、異なる角度からの面白さの切り出し的な形で、新しい猿の惑星を見せてくれる。

 

歴史的背景も含めて、敵対する者同士、どのように歩み寄っていくことができるか。そもそも歩み寄れるものなのか。

映画開始から最後の最後まで、飽きさせないストーリー展開。

この手の映画には一切興味のないうちの嫁も、最後まで見入ってしまうほどに。

 

猿を通じて社会問題を考えるという、なんとも不思議な感じのする映画だが、非常に勉強になる。

世界中のいろいろ争っている人たちにこの映画を見てもらい。なにか気づきを得てもらいたい。

 

この手の映画は好きじゃないという人、少なくないでしょう。そもそも猿が言葉をしゃべること自体、受け付けない、と。

実は私もそうでした。昔、一作目の「猿の惑星 (1968)」を見る前までは。

誰も争うことなんて、望んでいない

戦うこと、それはイコール仲間が死ぬこと。

犠牲を払わない戦いなど存在しない。

(C)20th Century Fox

(C)20th Century Fox

 

憎しみ合っている者同士が、いかにして歩み寄っていくのか。

お互いがお互いから受けた過去のギズがある。それは、我が国日本とその周辺国との関係に類似するところでもある。

 

トップが意思を表明しても、中には納得できない者もいる。

そして反乱分子となる。単独行動に出る。これまで互いが築いてきた信頼関係を台無しにする。

 

一方で、お互いを助け合い、信頼を回復していく。

まずは相手を許すところから始まる。そこが、この映画からの最大のメッセージと感じた。

そして、どちらがどちらより勝っているとかではなく、みな同じである、と。

 

猿を鏡として、我々人間の愚かさを知る、秀逸な作品。

 

テクノロジーに頼り過ぎの人間

「エネルギーを必要としないだけ、猿は人間より強い」的な下りがある。

劇中、電気がないと生きていくことができない人間たち。オロオロ、オロオロ。。そんな人間たちが、ものすごく貧弱な生き物に見えた。我々人間は、テクノロジーに頼りすぎているのではないか、と。

(C)20th Century Fox

 

また、「銃は使っちゃダメだ」(英語で“No Guns”)という下りも。

アメリカ映画でこのセリフを聞けるのは心地がいい。

 

猿たちが、たくましく見える。かつては人間も、そうだったんじゃないか、と。

 

最後ひとこと感想

この映画は見方を変えると、人間とサルとの友情物語でもある。

ちょうど人間マルコム(ジェイソン・クラーク)と猿シーザー(アンディ・サーキス)との関係が、「ミッドナイトラン (1988)」におけるジャック(ロバート・デ・ニーロ)とデューク(チャールズ・グローディン)の関係に重なる。

(C)20th Century Fox

(C)20th Century Fox

(C)Universal Pictures

(C)Universal Pictures

 

硬い友情で結ばれつつも、共存できない。お互い解り合っているけど、一緒に楽しく暮らしていけない。そんな悲しさが。

 

予告編

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