[映画レビュー]『エベレスト 3D』(2015) 命に関わる判断に優しさは見せてはならない

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「一応、山登りします」というあなたにも是非見ていただきたい映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:一応私も山に登るので。
ジャンル:アドベンチャー、ドラマ、サスペンス
原題:EVEREST

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(C) Universal Pictures


–あらすじ–
世界にその名をとどろかせるエベレスト登頂を目指し世界各地から集まったベテラン登山家たちは、参加者の体調不良などトラブルが重なり下山が大幅に遅れる。さらに天候が急激に悪化し、命の危険性が劇的に高いデスゾーンで離れ離れになってしまう。ブリザードや酸欠などの極限状況に追い込まれた一行は……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

雪山登山の厳しさを、そしてエベレスト登山の過酷さを感じることのできる作品。

3Dメガネをかけて観たのだが、その映像には超満足。

高〜っ、深〜っ、って感じで。

 

ストーリーはというと、実話ベースの映画だけあって、劇的な展開というものは正直ない。

難波康子(なんばやすこ)さんという日本人登山家が登場することにより、日本人として急にこの映画に親近感が湧くが、それ以上でもそれ以下でもなく。

 

それまでプロの登山家しか登っていなかったエベレストにて、商業登山なるものが始まりだした頃の様子が描かれている。

65000ドルという大金を払った登山参加者は少し無理をしてでも登頂成功させたい。危険であれば引き返してまた後日登りに来ればいいという考えができない。

一方で、お金を受け取ってる業者側はなんとしてもその思いを叶えてあげたい。生きて帰ることが一番大切とわかっていても、判断を誤ってしまう。

 

何事も最初は失敗がつきものだが、この1996年エベレスト大量遭難事故という結果は、あまりにも大きな代償であったことを伝える作品。

映画としてはストーリー展開もそれほど面白いものでもないが、映像は一見の価値あり。是非、映画館で3Dで。

 

最近の3D映画ってどうなの?

3D、最初はやっぱり目がチカチカする。そして映像がカクカクする。平べったいパラパラ絵本のような感じに見える。あの無理に飛び出てる感出そうとしている本のように。

そしてレイヤー感がある。映像が時に平べったく感じる。

3D技術もまだここまでかと、少し残念に感じた。「アバター」時代から進歩がないことに。

 

でも、観てると次第に慣れてくる。不思議にその平べったさも気にならなくなってきて、3D映画であることのいい部分だけを感じるようになってくる。

そして、野外の3D映像はいい。迫力がある。

 

今回の映画はエベレスト登山なだけあって、山の高さからクレバスの深さまで、それら高低差が3D技術にてものすごく伝わってきた。まだまだ万人が満足のいくレベルにするには時間のかかりそうな3D技術であるが、今現在の3D技術であってもこの映画は3Dで見る価値大である。

Everest-2

(C) Universal Pictures

 

なぜ山に登るのか?

富士山頂よりもさらに高いところにあるベースキャンプから本格的な登山が始まるエベレスト登山。

富士山の山頂でも空気が薄いのに「え、そのさらに上から本格的に登る?」と、開いた口が塞がらない。

途中、「なぜ山に登るのか」の議論をする場面がある。登山家の人たちでも今さらそんな話するんだ、と思った。

 

山登りは人生の縮図とも言われる。良い状態と思いきや、突然災難がやってきたり、困った時にはお互い協力したり、人を助けたいと思う一方で、やはり最後は自分の命が大切だったり。そういう意味で、本作は山登りの醍醐味を味わえる作品である。

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(C) Universal Pictures

 

命に関わる判断に優しさは見せてはならない

「大切な奥さんや家族をおいて、よく自分勝手に危険な登山に行けるなあ。」と思われる人も少なくないでしょう。

では山に登らないことが安全なのかというと、登らないなら登らないで他のことをするわけで、何をすることが危険で何が危険でないかというのは測る基準がないように思える。

 

もちろん何事であっても無事に帰ってくることが一番大切なこと。

それだけに、命に関わる判断に優しさは見せてはならないと思わされる映画であった。

 

“It’s your call.”
「あなた次第だよ」

という返答はプロのガイドは決してしてはならないと。

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(C) Universal Pictures

 

最後にひとこと感想

登山映画としての面白さで言ったら、小栗旬、長澤まさみ出演の映画、「岳」の方が数段面白いし、感動できる。でもそれはフィクションだからこそのもの。

やはり、実話をベースにすると、フィクションほど劇的なシナリオは書けないので、そこはあらかじめわかった上で観る必要がある。

 

DVD化されてから2Dで観ても、おそらくこの映画はそんなに面白いと感じないであろう。

是非、劇場で3D上映している間に観て欲しい作品。

 

最後の最後に、イモトアヤコって本当にこのエベレストに登る気なのだろうか?

 

予告編

 

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