[映画レビュー]『母と暮せば』(2015) どうしてあの人だけが。。

LINEで送る
Pocket

今一度、戦争の悲惨さを心で感じたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:嵐のニノが出てるから。
ジャンル:ドラマ、戦争、ファンタジー

hahatokuraseba-01

(C)2015「母と暮せば」製作委員会


–あらすじ–
1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のところに、3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮和也)がふらりと姿を見せる。あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木華)がいたが……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

この映画をおすすめしない人は、非国民と言われそうな。

そうです。私が非国民です。

 

あと、左前に座ってて、いびきかきながら寝てたじいさんも同罪かな。

 

すごく、戦時中の厳しい生活ぶりが伝わってくる。

また、戦時中に大切な人を失った人の気持ちなど、自分にはわかるはずもないぐらいのやりきれなさも伝わってくる。

 

そして、この手の戦争映画は、今後も作り続ける必要性も感じる。

戦争の惨さは永遠に語り継いでいかなければならないから。

 

でも、一本の映画として、「みなさん是非観てください」的な気持ちではない。

自分が嵐のメンバーだったら、周囲の人に宣伝して回るだろうが、残念ながら、そうではない。

 

本作は、数多くある戦争映画の一つの域を出ない。

いくら、「作家・井上ひさしさんの願いを、山田洋次監督がついに映画化」と、公式ホームページで言われていても、映画はそんな、製作に至る背景とかで、勝負してはならない。

 

映画は絵画とは違う。映画は2時間で勝負しないと。

製作エピソードとかは、言い訳にしか聞こえない。

 

個々のシーンは好きな部分が多く、当時、生まれていなかった私には勉強になることも多い。しかし、全体としてのストーリー展開に面白みが感じられない。

ただ、「かわいそうな人たちの話」になっている。

 

また、エンディング部分の宗教勧誘ビデオのような終わり方にはびっくりした。

帰りに壺でも買わされるのかと思った。

 

個々のシーンに見応えがあっただけに、ストーリー展開の平凡さと、エンディングの怪しい終わり方が残念。

「これが戦争の全てだ」と言わんばかりの映像

劇中、長崎に原爆が落ちるシーンがある。

原爆で亡くなられた方々から、その破壊力たるものどうだったかと聞くことは不可能。

hahatokuraseba-02

(C)2015「母と暮せば」製作委員会

 

だから、この原爆投下のシーンは、山田洋次監督の想像力、表現力によるものだと思われるが。

これまで観た戦争映画のどのシーンと比べても、最も戦争の悲惨さを伝えている映像表現。

 

いびきかいて寝てたじいさんも、さすがに目が覚めたに違いない。

 

あまりに一瞬の出来事で、本当に、自身が死んだことにも気付けないぐらい一瞬の出来事だったんだろうと感じさせられた。

「これが戦争の全てだ」と言わんばかりの映像で。

 

どうしてあの人だけが。。

みんながみんなの幸せを願いつつも、「どうしてあの人だけが」という思いに満ちていた時代だったんだろう。

hahatokuraseba-03

(C)2015「母と暮せば」製作委員会

 

どうしてあの人だけが生きているのか。。

どうしてあの人だけが。。

 

気持ちをしっかり持って生きていた伸子(吉永小百合)からも、そんな言葉が口をつく。

なにがどうあるべきかがわからなくなる。

 

そんな伸子から、当時の、気持ちをしっかり持って生きて行くことの困難さが伝わってくる。

 

また、

「戦死は運命ではない。人がやったことで防げたこと。」

という伸子の言葉から、あきらめきれない苦しさのようなものも感じた。

戦争は、人災なだけに。

 

最後にひとこと感想

最近、この手の60歳以上をターゲットにしたような映画を観に行くことが多い。

映画上映前、”Turn it off”とか言って、電話の電源を切らせる映像が流れる。

 

そもそもスマホの電源の完全な切り方も知らない人たちに、英語で”Turn if off”とか言っても、視線は携帯電話に向いている最中なので、全くをもって、その「お願い」が理解されない。

案の定、上映中に携帯電話のバイブがいたる所で鳴り出す。

 

いつかこのお知らせ映像にUpdateがあるのなら、「いびきもOFF」の追加もお願いしたい。

 

予告編

 

LINEで送る
Pocket

映画・ドラマ見放題の贅沢がクセになる

Hulu(フールー)では映画やテレビドラマ、アニメやお笑い番組が見放題。PCやテレビ、スマホやタブレットと、どこでも観ることができるのも魅力の一つ。以下、私なりの贅沢なHulu(フールー)の使い方を3つご紹介。

  • 就寝前にちょっと一本布団の中で
  • 見逃した映画・ドラマをまとめて一気見
  • スキマ時間に「続き」からいつでも簡単再生

正直、ドラマに比べて映画の充実度はこれからという感じだが、月々933円(税抜)で見放題と考えると大満足。まずは2週間無料お試しから。

ちなみに今、アメリカテレビドラマの「ウォーキング・デッド」にハマってます。「LOST」と「バイオハザード」を足して二で割ったみたいなやつで。シーズン5まで一気見中。


オススメ映画、国内外のドラマ、アニメ一覧はこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*