[映画レビュー]『人生の約束』(2015) 伝えたかった価値観をストレートに押し付け過ぎたか

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今、40歳代前半・男性のあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(2.5/5)
観た理由:竹野内豊、江口洋介の共演が見たかった。
ジャンル:ドラマ
泣ける度:(1/5)

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(C)2016「人生の約束」製作委員会


–あらすじ–
IT関連企業のCEO中原祐馬(竹野内豊)は、3年前にたもとを分かったかつての親友からの無言電話に不安を覚え、親友の故郷・富山県新湊へ向かう。着いたときには親友はこの世を去っていたが、親友が新湊曳山まつりをめぐって地元のために奔走していたことを知る。亡き友への思いから、資金と人手不足によりほかの町に譲渡された曳山を取り戻そうと奮闘する祐馬だったが……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

この映画、40歳代前半の男である私が、ズバリ、ターゲットな映画。

ターゲットらしく、ガッツリ感動してやろう的な、前のめりな姿勢で、いざ映画館へ。

 

ムムッ。。こ、これは。。

 

映画予告編以上の盛り上がりが、、ない。

 

確かに役者陣は豪華。

江口洋介、竹野内豊をはじめ、個人的に好きな女優小池栄子まで出演している。

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(C)2016「人生の約束」製作委員会

 

俳優ビートたけしは、かなりのちょい役で。

西田敏行、柄本明まで。

 

ひとことで言うと、「えっ、これで感動しろって言うの?」という感じの映画。

出ている役者さんたちに罪はない気がするし、原作は読んでないのでどこまでの世界観がこの映画で反映されているかわからないが、それにしても、久しぶりに厳しい映画だった。

 

『ギャラクシー街道』(2015)以来かな。このショックは。

そういえば、あちらの作品にも西田敏行さん出てたな。まだ呪縛が解けないか。。

 

「今、良いこと言ってます。だからみんな注目。」的なシーン、すごく好きじゃなく、そんなシーンがこの映画にはたくさんあり。

Again、出ている役者さんたちは好きだ。ただ、応援したい気持ちは大きいのだが、嘘は言いたくないし。葛藤。

 

人生の「踊り場」に立っている私でも、ほぼ共感ゼロの、使い古されたストーリー。

自然に見えない振る舞いで埋め尽くされた、昭和テイストを押し付けた、田舎の人間の「つながり」は良いものだという価値観を全面に渡って押し付けてきた、映画。

 

作り手が伝えたかった価値観をストレートに押し付け過ぎたか。

やっぱり悪いやつになりきれない、いい男、竹野内豊

かつてのライブドア事件のホリエモンを思わせるようなキャラ、中原祐馬役で登場の竹野内豊氏。

仲間と会社を作り、会社を私物化し、なんでもお金で解決しようとし、自分が絶対的存在であり、結果、部下には裏切られ、落ちぶれていく。

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(C)2016「人生の約束」製作委員会

 

ただ、この役、竹野内豊氏が演じると、見た目がスマートすぎて、きれいすぎて、憎むべきキャラクターにならない。

観客を腹立たしい思いにさせなければならないのに、彼を見ていても全く腹が立たない。テレビドラマ「半沢直樹」で香川照之演じた大和田常務や、片岡愛之助演じた金融庁の黒崎に対し、腹立たしさを感じたように。

 

だからギャップが発生しない。

そもそも「あいつは変わっちまった」的な前提が薄いせいで、改心後の中原祐馬(竹野内豊)にまったく人間的変化が見られない。そもそもはじめからそんなに悪いやつじゃないから。

 

黒い心も表現できる、かつ、いい男って誰なんだろう。身長もある程度高い方がいいし。

やっぱり、ピエール瀧に頼むしかないかな。 いや、腹黒過ぎになるか。。

 

40歳は人生のターニングポイント

この映画の舞台となる町、四十物町(あいものちょう)と、主演の竹野内豊、江口洋介が演じる40歳代前半の男たちから、かなり40という数字が意識された映画。

男性の厄年が数えで42歳であり、男性にとっては人生のターニングポイントになる時期が、まさに劇中の竹野内、江口の年齢。

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(C)2016「人生の約束」製作委員会

 

財力も人も失っていく町、四十物町(あいものちょう)と、大きな決断を迫られる時期にある40歳過ぎの男たち。

もう一度チャンスが欲しいと願う、40に絡んだそれぞれの立場にいるものたちから、人生の「踊り場」感を味わえる作品。

 

人生思い通りにいかないもんだな、と、あらためて思いはじめるのもこの時期か。

そういった意味で、この映画のターゲット層である自分に、少し考えさせてくれた映画。

 

とにかく、自分にできることをやることだけだ、と。

 

最後にひとこと感想

新人で、高橋ひかるさんという女優さんが出ていた。

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(C)2016「人生の約束」製作委員会

 

抜群の透明感で。

 

本格的な演技はこれからなのかな。

がんばれ!!

 

予告編

 

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