[映画レビュー]『キッズリターン』(1996) 生きていく上での逃げ場なんてどこにもない

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今、何かをやり直したいと考えているあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:北野武映画。
ジャンル:ドラマ、青春

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(C)1996 バンダイビジュアル/オフィス北野

他の北野武作品もそうだが、とことんリアルを追求している映画。

人の仕草や考え方、行動に至るまで、おそらく自分でもそうしただろうなと共感する部分が多くあり。

 

また、有名な俳優を極力使わない事でも知られている北野映画。

それだけに、誰に何が起きるか(誰が殺られるのか)全く想像もつかなく、見ていて緊迫感がある

 

この映画は主演二人の男を中心とした若者たちの人生の一コマを切り取り映像化したもので、淡々と物語が進んで行く。

その淡々さと映画全体に漂う静けさは、ハリウッド映画でいうならクリントイーストウッド監督作品にも共通するものを感じる。

この映画を「一時代を熱く生きた若者たちの話」と表現すればカッコイイかもしれないが、少なくとも主演の二人の人生は褒められたものではない。

一方で、細く長く人生を生きようとするものもいる。妥協した人生を歩もうとするものもいる。地道にコツコツと行こうとするものもいる。

どっちがいいかということではなく、どれもこれも、一瞬光っていようが、全く陽が当たらないでいようが、すべてが現実であり、それを受け止めながら人間生きていかなければならないということを、この映画は伝えたかったのではなかろうか。

 

人間はいろんな環境に身をおき、いろんな人間と交わり、いろんな影響を受けて成長していく。しかしながら、最終判断を下すのは自分自身であり、すなわち自分に返ってくる結果も全て自分が引き起こしたものである。

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(C)1996 バンダイビジュアル/オフィス北野

 

裏の世界も表の世界も仕組みは同じであり、生きていく上での逃げ場なんてどこにもない。そしてたいていの人間がドラマのような人生を送るわけではない。

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(C)1996 バンダイビジュアル/オフィス北野

 

最後の、マサル(金子賢)とシンジ(安藤政信)の会話。

シンジ:「俺たちもう終わっちゃったのかな」
マサル:「バカヤロー、まだ始まっちゃいねーよ」

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(C)1996 バンダイビジュアル/オフィス北野

 

この会話から発せられるメッセージが、

「若い奴は何度でもやり直せるから何度でも挑戦しろ」

というエールに聞こえると同時に、

「まだまだたくさんの苦難が待ち受けてるから覚悟しとけよ」

という戒めにも聞こえた。

 

最近ファンタジーボケしてきたなあという人にはファンタジー休憩の一本としてオススメです。

 

予告編

 

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