[映画レビュー]『メゾン・ド・ヒミコ』(2005) したいけどできない、わからない

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今、ゲイに対する理解を深めたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:監督が「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心監督
ジャンル:ドラマ

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(C)2005 「メゾン・ド・ヒミコ」製作委員会

難しいテーマの映画であり、ゲイの世界を知らない自分にはいまいちこの映画は消化しきれないものがある。

また、この映画がどこまでがゲイの世界の真実を語っているのかもわからないが、この映画のストーリーだけを元に言及するということでレビューを書いてみたいと思う。

 

この映画は、メゾン・ド・ヒミコというゲイのための老人ホームで暮らす人たちやそのホームに関わる人たちのお話。

想像に難くなく、日本では彼らゲイに対する世間一般の目は厳しい。その世間一般の目としての役割を果たしていたのが、映画の中の地元の中学生たち。彼らによる、子どもだからこその容赦ないホームへのいたずらが、当時の日本におけるゲイの人たちに対する姿勢の表れなのかもしれない。

自分の身の回りにはゲイの友達もいなければ家族、親戚もいない。それだけにこのゲイの世界には理解があまりなく、映画に登場する中学生までとはいかないものの、自分が彼らと似たような考え方をしているのではなだろうかということは否定できない。

日本においてはある種特別な場所に自分が出向かない限り、ゲイの人たちと交流する機会が持てない。だからかもしれないが、彼らゲイの人たちに対する理解もなかなか進まないのであろう。

 

劇中、ゲイである春彦(オダギリジョー)は女性である沙織(柴崎コウ)に惹かれる。おそらくこれは、ストレートの男性が女性に好きな気持ちを抱くのとそう変わらない感情を抱いたものと思われる。しかしながら、ゲイである春彦は沙織に対する愛情表現方法がわからない。キスはできるもののそれ以上に進めない。

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(C)2005 「メゾン・ド・ヒミコ」製作委員会

 

沙織が春彦へ放った一言、

「触りたいところなんてないんでしょ」

が、なんとも切ない。そして我々が理解すべき現実でもある。

 

そして春彦は沙織の会社の経営者でもある遊び人細川(西島秀俊)を本気で羨ましがる。それは春彦が持っていない女性に対する意思表現方法を細川は当然のごとく使いこなしているから。

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(C)2005 「メゾン・ド・ヒミコ」製作委員会

 

この映画はゲイの高齢化問題にもスポットをあてている。つまり、ゲイは歳をとり介護が必要になる状態になると行き場所がない、という現実。

自分がゲイであるというだけで、孫にもあえない。その会ったこともない孫の成長をただ妄想して、ホームの仲間に楽しそうに話をするシーンが切ない。

 

日本でもだいぶLGBTの人たちへの差別や冷遇はなくなってきたと思われる。でも、まだまだ、と感じる。

私自身、LGBT地位向上活動家でもなんでもないのだが、少なくとも誰もが平等に暮らせる世の中であってほしいとは思う。

 

予告編

 

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