[映画レビュー]『マイノリティ・リポート』(2002) 今こそ、ほんのりリアリティを感じることで味が出る映画

LINEで送る
Pocket

今、ちょっと頭を使うSF映画好きなあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:今の感覚で、もう一度観たくなった
ジャンル:SF、サスペンス、アクション
原題:MINORITY REPORT
リピートしたい度:(3.5/5)

minority_report_01

(c) 2002 TWENTIETH CENTURY FOX AND DREAMWORKS LLC.


–あらすじ–
西暦2054年、ワシントンDC。政府は度重なる凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を採用し、大きな成果をあげていた。それは、“プリコグ”と呼ばれる3人の予知能力者によって未来に起こる犯罪を事前に察知し、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうというもの。ジョン・アンダートンはその犯罪予防局のチーフとして活躍していた。しかし、ある日、ジョンは自分が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知されたことを知る。一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが…。
Allcinema online

映画の率直な感想から

14年前、それも、アメリカで英語で日本語字幕なしで観た映画。

 

当時の私の英語力といえば、TOEIC800点程度。映画を英語のまま、日本語字幕なしのまま楽しむにはちょっとというか、かなり厳しいレベル。

映画を観ることが英語力を上げる一つの方法であると思い、当時、頻繁に近所の映画館に通ったことを思い出す。

 

そんなレベルの英語力で観た映画、いくら名作であってもそのことに気づけないことは想像に難くない。

案の定、当時の私のこの映画に対する評価は散々なもの。自分の英語力のなさを棚に上げて「つまらない映画」と表していたのを思い出す。

 

あれから14年。

再度鑑賞。日本語字幕付きで。

 

いやあ、実に面白い、深い映画。

ITを生業にするものとして思うこと。それは、この映画はちと上映が早すぎた、ということ。

 

2002年当時での上映では、時代を先取りし過ぎていて、いまいちあの世界にピンとくる人も少なかっただろう。

しかしながら今の時代、頭の中のイメージを映像化することぐらい、なんとかできそうな時代になってきている。

 

そんな今だからこそ、また違った味わいができるのではないだろうか。

一度観たことのある人、以前は「つまらない」と感じた人も、再度鑑賞してみることで、また違った一面を発見できるかもしれない。

 

いくら技術が進歩しても、犯罪予防の難しさを実感できる、そんな深い映画である。

そして、最後に過ちを犯すのはやはり人間の方であるという教訓を提示してくれる。

 

Huluに入ってるので、Hulu会員の人は是非、再度ご鑑賞を。

「欠陥があるのはいつも人間のほう」

自分自身、ITの専門家として生計を立てているものとして、このメッセージが一番突き刺さった。

「欠陥があるのはいつも人間のほう」

MINORITY REPORT, Tom Cruise, Neal McDonough, Colin Farrell, 2002, TM & Copyright 20th Century Fox and DreamWorks L.L.C.

(c) 2002 TWENTIETH CENTURY FOX AND DREAMWORKS LLC.

 

会社のIT部って、なんであんなにいっぱい人がいるんだろう。

誰もが感じる疑問かもしれない。

 

そして、なんでいつも社内のシステムが急に使えなくなったり、インターネットに接続できなくなったりするんだろう、とも。

ITの人間は知っている。それはほとんどすべてが人災であることを。

 

この映画では、いくらシステムを精巧に作り込んでも、そのほころびは常に人に起因して発生することを教えてくれる。

システムなんて、結局作った人間しか知り得ないものであるとも。

 

今後100年経過しても変わらないであろう真理がそこに見てとれる。

 

少数意見の扱い方

映画のタイトルでもある「マイノリティ・リポート」。つまり、そのままの日本語訳でいうと、「少数意見の報告」。

この少数意見というものをどう扱うべきか、それに答えはないわけで、そんな答えのない問題の扱い方を一つ間違えるだけで、状況が大きく変わってしまう。

minority_report_02

(c) 2002 TWENTIETH CENTURY FOX AND DREAMWORKS LLC.

 

映画のストーリーとしては、すこし頭を使う必要のある、シンプルで単純なストーリーを求める映画ファンの人にはやや不向きな映画かもしれない。

一方で、少し頭を使って映画を楽しみたい人には深みのある、じわっと楽しめる映画である。

 

自分ならマイノリティ・リポートどう処理するか、など考えながら観るのも一つの楽しみかもしれない。

 

最後にひこと感想

10年以上前に観た映画を再度鑑賞してみると、また違った発見ができるかもしれない。

その変化の最大の要因は、自分自身が成長しているから。

 

10年間の知識の蓄積、経験の蓄積は、映画鑑賞をより豊かにしてくれる。

だから、時に、何度でも同じ映画を観てしまう。

 

過去に一度観たことのある映画で、少し気になっている映画、自分はつまらないと思っていたけどなぜか周りの評価が高い映画など。そういった映画があれば、是非もう一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。

そこに新しい発見があり、そしてあなたの人生をより豊かにしてくれるかもしれない。

 

LINEで送る
Pocket

映画・ドラマ見放題の贅沢がクセになる

Hulu(フールー)では映画やテレビドラマ、アニメやお笑い番組が見放題。PCやテレビ、スマホやタブレットと、どこでも観ることができるのも魅力の一つ。以下、私なりの贅沢なHulu(フールー)の使い方を3つご紹介。

  • 就寝前にちょっと一本布団の中で
  • 見逃した映画・ドラマをまとめて一気見
  • スキマ時間に「続き」からいつでも簡単再生

正直、ドラマに比べて映画の充実度はこれからという感じだが、月々933円(税抜)で見放題と考えると大満足。まずは2週間無料お試しから。

ちなみに今、アメリカテレビドラマの「ウォーキング・デッド」にハマってます。「LOST」と「バイオハザード」を足して二で割ったみたいなやつで。シーズン5まで一気見中。


オススメ映画、国内外のドラマ、アニメ一覧はこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*