[映画レビュー]『脳男』(2013) 精神異常犯罪者への対応の難しさ

LINEで送る
Pocket

今、答えのない問題について考えを巡らせたいというあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:犯罪モノ映画がみたかった。
ジャンル:アクション、サスペンス

nouotoko

(c)2013 映画「脳男」製作委員会


–あらすじ–
残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口洋介)は犯人の居所を突き止めるが、身柄を確保できたのは身元不明の鈴木一郎(生田斗真)だけ。共犯者と見なされた一郎は犯行が常軌を逸したものだったため、精神鑑定を受けることに。担当となった精神科医・鷲谷真梨子(松雪泰子)は感情を表さない一郎に興味を持ち、彼の過去を調べ始めるが……。
シネマトゥデイ

生田斗真ファンの方には失礼だが、この映画はホント期待しないで観ました。日本のクライムサスペンス映画はあまり当たりがないので。

 

そして、見事に裏切られました。

 

いい意味で。

 

「スピード」、「氷の微笑」、「真実の行方」という三つのハリウッドヒット作品のいいところが詰め込まれているような感じが。

 

つまり、ものすごく面白く、見ごたえがあって。

でも一方で、どこかで観たことある感も否めず。

 

この映画は、精神異常犯罪者への対応について、その難しさを教えてくれる。

つまり、精神異常者というだけで、通常受けるべき処罰を避けることができる。

 

それに対して、犯罪を犯しているすべての人間は同様に処罰されるべきであると考える人もいる。

自分の身内が精神異常者に殺されたとして、今の現実を素直に受け止めることができるであろうか。

 

また、どんな人間でも必ず更生できると信じたい。しかし一方で、精神異常者の再犯が後を絶たない。

「人を信じたい」というきれいごとだけでやっていける世の中なのか。

 

簡単に答えの出ない問いについて、いろいろ考えさせてくれる。

 

これまで元気な女の子役を演じることが多かった二階堂ふみが、異常な犯罪者を演じた。

異常犯罪者としてのアブなさを感じさせ、緑川(二階堂ふみ)が精神科医である真梨子(松雪泰子)に迫るシーンでは、「この人とんでもないことしでかすんじゃないか」という怖さが漂っていた。

nou-otoko-nikaido2

(c)2013 映画「脳男」製作委員会

 

そして、真梨子の弟を殺した精神異常犯罪者として出てきた染谷将太。

ただの脇役でこの俳優を使うわけがないと思わせてしまったのは、物語を語っていく上では実は失敗かもしれない。

しかしながら、この人はこういう不気味な役が一番あってると改めて感じさせられた。

腹黒さを演じたらピカイチかもしれない。もちろんいい意味で。

nou-otoko-sometani

(c)2013 映画「脳男」製作委員会

 

この手の犯罪モノにおいて、リアリティにかける部分が少なからずある。特に、日本が舞台の犯罪モノにおいては、爆弾や拳銃などを見たことのある人はそうは多くないはずだ。

したがって、「あんな大量の爆弾をどうやって入手し、運び込んだんだ」と、リアリティのなさを突っ込むぐらいならはじめからこの手の映画は観ない方がいい。

そんな小さなことは考えずに、純粋に楽しむことができる人が楽しめる類の映画。
(「ありえない、ありえない」言ってたら全部ありえないので)

 

また、クライムサスペンス映画は、予告編を事前にチェックしないで観た方が絶対面白い。予告編はやや見せ過ぎの感が否めないので。

 

予告編

 

LINEで送る
Pocket

映画・ドラマ見放題の贅沢がクセになる

Hulu(フールー)では映画やテレビドラマ、アニメやお笑い番組が見放題。PCやテレビ、スマホやタブレットと、どこでも観ることができるのも魅力の一つ。以下、私なりの贅沢なHulu(フールー)の使い方を3つご紹介。

  • 就寝前にちょっと一本布団の中で
  • 見逃した映画・ドラマをまとめて一気見
  • スキマ時間に「続き」からいつでも簡単再生

正直、ドラマに比べて映画の充実度はこれからという感じだが、月々933円(税抜)で見放題と考えると大満足。まずは2週間無料お試しから。

ちなみに今、アメリカテレビドラマの「ウォーキング・デッド」にハマってます。「LOST」と「バイオハザード」を足して二で割ったみたいなやつで。シーズン5まで一気見中。


オススメ映画、国内外のドラマ、アニメ一覧はこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*