[映画コラム] Vol.009 スターウォーズ エピソード4、5、6をあらすじ5分で復習。エピソード7を観る前に。

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(c)Lucasfilm Ltd

スターウォーズのエピソード7にあたる「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」がついに劇場公開されました。

「あれ、そういえばスターウォーズってどんな話で終わったっけ?」と、ストーリーを思い出せない方、少なくないかと思います。

 

そこで、全ストーリーを思い出す必要はないまでも、今回の新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」につながっていく、エピソード4、5、6については、少しだけでも思い出しておきたいもの。

ということで、ちょっと粗めに、全部で5分ぐらいで思い出せるような形で、このエピソード4、5、6で語られたストーリーを、ダイジェストの形でまとめてみました。

 

10年以上前に一度観ただけなのでストーリーを思い出せないという方、新作公開直前にエピソード4、5、6を復習する時間が作れないというかた、はたまた、これまでスターウォーズを観たことないのに急に新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観に行くことになってしまったという方、このダイジェスト版でざっくりと前作の流れを掴んでいただければと思います。

とにかく前作までの復習の時間を作れないというあなたのために。

 

超ダイジェスト版スターウォーズ、エピソード4、5、6のスタートです。

ここさえ確認しておけば、なんとか今回の新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のブームに、知ったような顔で乗れることでしょう。

 

いちおうご理解いただいているかとは思いますが、この記事はネタバレものです。

一度、観たことのある方が復習するためのまとめとして作っていますので。

もし、エピソード4、5、6について、まだ観ていない、内容も知りたくないという場合は、この記事は読まないでください。

 

上記ご認識いただいた上で、それではどうぞ、お楽しみくださいませ。

 

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[映画レビュー]『予告犯』(2015) 共犯になる友情

今、世の中の正義というものにやり切れなさを感じているあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(5/5)
観た理由:飛行機の中で見逃したので気になってた。
ジャンル:サスペンス

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(C)2015映画「予告犯」製作委員会


–あらすじ–
インターネット上に、新聞紙製の頭巾にTシャツの男(生田斗真)が登場する動画が投稿され始める。彼は動画の中で、集団食中毒を起こしながらも誠意を見せない食品加工会社への放火を予告する。警視庁サイバー犯罪対策課の捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)が捜査に着手するが、彼の予告通りに食品加工会社の工場に火が放たれる。それを契機に、予告犯=シンブンシによる予告動画の投稿とその内容の実行が繰り返される。やがて模倣犯が出没し、政治家殺害予告までもが飛び出すようになる。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

ハラハラドキドキのサスペンス映画と思いきや、ヒューマンタッチな部分も併せ持つ、ちょっと感動的な映画。

この映画を賞賛すると、犯罪自体を助長しているかのような印象を与えるが、それは短絡的な考え。

 

この映画が実話ベースの映画であったなら、「おすすめ」に値しないが、これはフィクション。

映画としてすごく見応えのある、メッセージ性の強い映画。

 

ストーリーは違えど、『脳男』(2013)と、やや空気感が似ている。双方、生田斗真主演。

本作は、鈴木亮平、荒川良々、濱田岳などが、周りを固める。

 

今なにかと話題のハッカー集団、アノニマスを彷彿とさせる行動をとるゲイツ(生田斗真)。

許せない者たちを、手段を選ばず懲らしめる。

 

不謹慎かもしれないが、見ていてスカッとしてしまう。

でもこれって、正直な反応だと思う。

 

きっと、この映画を支持する多くの人は、世の中の正義というものにやり切れなさを感じているのかもしれない。

いけないことと知りつつも、共感し、心が共犯化していく。

 

また、この映画は豊かな国日本の影の部分にスポットを当てている。

復帰しようとするものに厳しい日本社会が描かれている。

 

社会復帰に苦しむ人たちを、「ただ弱いだけなやつら」と一蹴するのは簡単。

そう思う人にはこの映画はどうでもいい映画だし、むしろ、怒りさえ感じるかもしれない。

 

Again, これは犯罪を助長する映画ではない。

視点を変えるだけで様々な立場に立って考える機会をくれる、秀逸な映画。

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[映画レビュー]『十三人の刺客』(2010) 本当に強い人間とは

今、壮大なるチャンバラごっこを見たいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:三池崇史監督の『クローズZERO』ファンだから。
ジャンル:アクション、サスペンス

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(c)2010「十三人の刺客」製作委員会


–あらすじ–
幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

SMAP稲垣吾郎さん(以下、「吾郎ちゃん」と馴れ馴れしく呼ぶ。でも、友達でもなんでもない。)の悪役で、話題にもなったこの映画。

吾郎ちゃん、超極悪人です。極悪非道とはこんな感じの人を表現する言葉なんじゃないかと。

 

目を覆いたくなるシーンも少なくなく。

吾郎ちゃんの、悪役、松平斉韶役を見るだけでもこの映画を観る価値があるかも。

 

そして、

三池崇史監督なだけに、『クローズZERO』的な戦いのシーン。

これは期待を裏切らない。

それはもう斬って斬って斬りまくる十三人の刺客たち。吾郎ちゃんもある意味斬って斬って斬りまくってたね。

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(c)2010「十三人の刺客」製作委員会

 

伊勢谷友介氏が一つアクセントとして出演している。このキャラの存在はありだが、お笑いの要素はこの映画には不要だったのでは、と、そこが少し、ムムッという感じで。

 

役所広司、山田孝之、そして松方弘樹。存在感ハンパない。

松方弘樹氏に関しては、一人だけ斬り方が「この人本当に人斬ったことあるんじゃないか」というぐらい本格的で。一人だけ流れてるBGMが、時代劇ドラマのそれな感じで。

 

映像に見応えは十分あれど、ストーリー自体に深みはあまりない。いや、深みはあるのかもしれないが、意外性はない。ある意味わかりやすいストーリー展開。

壮大なるチャンバラ劇エンタテイメントを見たいという人におすすめの映画。

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[映画レビュー]『母と暮せば』(2015) どうしてあの人だけが。。

今一度、戦争の悲惨さを心で感じたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:嵐のニノが出てるから。
ジャンル:ドラマ、戦争、ファンタジー

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(C)2015「母と暮せば」製作委員会


–あらすじ–
1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のところに、3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮和也)がふらりと姿を見せる。あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木華)がいたが……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

この映画をおすすめしない人は、非国民と言われそうな。

そうです。私が非国民です。

 

あと、左前に座ってて、いびきかきながら寝てたじいさんも同罪かな。

 

すごく、戦時中の厳しい生活ぶりが伝わってくる。

また、戦時中に大切な人を失った人の気持ちなど、自分にはわかるはずもないぐらいのやりきれなさも伝わってくる。

 

そして、この手の戦争映画は、今後も作り続ける必要性も感じる。

戦争の惨さは永遠に語り継いでいかなければならないから。

 

でも、一本の映画として、「みなさん是非観てください」的な気持ちではない。

自分が嵐のメンバーだったら、周囲の人に宣伝して回るだろうが、残念ながら、そうではない。

 

本作は、数多くある戦争映画の一つの域を出ない。

いくら、「作家・井上ひさしさんの願いを、山田洋次監督がついに映画化」と、公式ホームページで言われていても、映画はそんな、製作に至る背景とかで、勝負してはならない。

 

映画は絵画とは違う。映画は2時間で勝負しないと。

製作エピソードとかは、言い訳にしか聞こえない。

 

個々のシーンは好きな部分が多く、当時、生まれていなかった私には勉強になることも多い。しかし、全体としてのストーリー展開に面白みが感じられない。

ただ、「かわいそうな人たちの話」になっている。

 

また、エンディング部分の宗教勧誘ビデオのような終わり方にはびっくりした。

帰りに壺でも買わされるのかと思った。

 

個々のシーンに見応えがあっただけに、ストーリー展開の平凡さと、エンディングの怪しい終わり方が残念。

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[映画レビュー]『レッスン!』(2006) 社交ダンスがダサいなんて、もう言えない。

今、踊れないけど踊りたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:高校荒れてる系が好きだから。
ジャンル:ドラマ、青春
原題:TAKE THE LEAD

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(C) MMV NEWLINE PRODUCTIONS,Inc Rights Reserved


–あらすじ–
路地裏で暴れるロック(ロブ・ブラウン)を目にしたピエール(アントニオ・バンデラス)は、翌日、スラム街の高校に出向き社交ダンスで学生たちを変えてみたいと直訴する。しかし、ピエールがダンス指導することになったのはロックら問題児が集まる特別クラス。家庭の問題を抱える彼らは、社交ダンスを通して人生に希望を見いだしていく……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

ダンスムービーは、やっぱり観終わった後スカッとする。

そして、踊れないのに踊りたくなる。

 

実話ベースの映画。

“Inspired by a true story”と、微妙な表現で冒頭に断り書きを入れているので、結構脚色されてるかなあ感はある。

ホント、実話はベースになっているだけですよ、的な。

 

フリーダム・ライターズ』(2007) 同様、学校が超荒れている。『フリーダム・ライターズ』のほうが、刑務所感が強かったが。

それにしてもアメリカの高校ってこんなんなの?

NYの高校とかって。

 

ちょっと荒れてる系の高校もの映画で、ダンスものというと、ジュリア・スタイルズ主演の『セイブ・ザ・ラストダンス』(2001)を思い出す。

こちらは白人の彼女が黒人の彼からダンスを教えてもらうパターンで、彼女はバレリーナなのだが、バレリーナ体型じゃないだろ、と、ツッコミが多かった映画。でもいい映画。

 

高校荒れ荒れシリーズでいうと、『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』(1995)もかなりの荒れ模様。

 

すべての映画に共通して言えることは、「住む世界が違う」ということ。

いくら綺麗ごとをならべて、「勉強しよう」、「ダンスをしよう」と言っても、その日生きていくのが精一杯の環境に置かれている生徒たち。

 

そんな、困難の中の困難を生きる生徒たちを立ち上がらせる映画なだけあって、この手の映画は一般的に受けがいい。

そしてそれが実話ベースとなると、さらに観る者の気持ちを惹きつける。

 

アントニオ・バンデラスがスーパカッコよく、また、彼らが踊る社交ダンスもめちゃくちゃカッコイイ。

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(C) MMV NEWLINE PRODUCTIONS,Inc Rights Reserved

 

ストーリー展開に意外性はない。ただ、観ていて嬉しくなることは確かだ。

スカッとした気持ちになりたいときに、おすすめの一本。

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[映画レビュー]『バタフライ・エフェクト』(2004) 切ない恋のタイムトラベルサスペンスストーリー

今、あの子は今頃なにをしているのかなと懐かしみたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(5/5)
観た理由:タイムトラベル系の映画が好きだから。
ジャンル:サスペンス、SF、ドラマ
原題:THE BUTTERFLY EFFECT

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(C) MMIV ALL RIGHTS RESERVED.


–あらすじ–
幼い頃、ケイリー(エイミー・スマート)のもとを去るとき、エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、「君を迎えに来る」と約束した。だが時は流れ、ケイリーとエヴァンは全く別の道を歩んでいた。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

結構好きなタイムトラベルもの映画。

そして多くのタイムトラベルもの映画がそうであるように、この映画も「切ない」。

 

特に、子どもの頃の思い出って切ない。

子ども使うのはある種反則だけど、それがわかっていても、切ない。

 

タイムトラベルもの映画で「切ない」というと、『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』(2013) が、父と息子の心の交流に焦点をあてているのに対し、こちら『バタフライ・エフェクト』(2004)は、幼なじみの女の子との交流を描いている。

誰もが幼かった頃の、初恋を思い出すんじゃないか的な映画。

 

ストーリー展開も秀逸で、最初の10分で引き込まれ、気がついたら映画が終わっている。

「えっ!」、「あれっ?」、「えーっ!」みたいなのが、ずっと続く。

 

エヴァン(アシュトン・カッチャー)が経験する、いくつもの「自分」。

そして、最後に彼が選んだ人生は。。

 

過去を変えると現在も変わっているというのは、タイムトラベル系映画の定番だが、「現在」に戻るたびにゾクッとさせられる、タイムトラベルサスペンス映画。

最後に流れるオアシスの曲がまた、切なさをかぶせてくる。オアシスもあの頃に戻れたら。。とかも思ってしまう。

“Stop Crying Your Heart Out / Oasis”

 

懐かしい気持ちを感じながらも同時に怖さも感じさせ、観終わった後、「フーッ」と脱力させられる映画。

夜中に観て、そのまま寝ちゃえば、その後の夢の中でも楽しめるかも。

 

トライしてみてください。翌朝起きたら世界が変わってるということは、ないと思いますが。

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[映画コラム] Vol.008 連休中にまとめて一気観したい、シリーズものおすすめ映画

シリーズもの映画って飛び飛びで観ると、前作のストーリーだったり登場人物間の人間関係だったりを忘れちゃいますよね。

でも週末に一気に3本とか映画を観るって、映画マニアでない限り、ちょっとキツイ。

 

昔、週末の夜中から朝方にかけて、3本連続で映画を観る友達がいたんですが、「こいつ変態なんじゃないか」と思った記憶があり。

でもやっぱりシリーズもの映画は一気に観たい。前作を忘れないうちに。

 

土日二日間しかないお休みで、その1日を映画のために費やすのはちょっと抵抗がある。けど、3連休以上のお休みであれば1日は映画の日にしてもいいかな、と。

でも貴重な休みの日を1日費やすからには失敗したくない。駄作で1日を無駄にしたくない。

 

わかります。

 

私も普通の人よりは少し多めに映画を観るほうなんですが、そんな私の駄作ヒット確率は実に8割。

「駄作」と言っては言い過ぎかな。納得いかない映画が8割。満足できた映画が2割。そんな感じです。

 

そんな、普通の人よりは少し多めに映画を観てきた私が、この映画であれば1日費やしても無駄に終わらず、実りのあるあなただけの映画の日にできるであろう映画を、以下にいくつかご紹介させていただきます。

年末年始やゴールデンウィーク、または月曜日が祝日の3連休などを使って、それらシリーズもの映画を一気に観てしまえば、100ある面白さが120ぐらいで味わえることでしょう。

 

同じ食べ物でも調理の仕方を変えると美味しくなるのと同様、映画も鑑賞方法一つ変えるだけで面白みの味わい方を変えることができます。

以下が私からのおすすめシリーズもの映画です。あなただけの映画の日を作る際の参考になれば幸いです。

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[映画レビュー]『杉原千畝 スギハラチウネ』(2015) 世界を知り、日本をより良い国に

今、杉原千畝氏についてザックリ知りたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:歴史好きだから。杉原千畝氏に関心があるから。
ジャンル:ドラマ

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(C) 2015「杉原千畝 スギハラチウネ」製作委員会


–あらすじ–
1935年、満洲国外交部勤務の杉原千畝(唐沢寿明)は高い語学力と情報網を武器に、ソ連との北満鉄道譲渡交渉を成立させた。ところがその後彼を警戒するソ連から入国を拒否され、念願の在モスクワ日本大使館への赴任を断念することになった杉原は、リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を命じられる。同地で情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていた中、第2次世界大戦が勃発し……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

実話に基づいたストーリーということで、お勉強がてらに観る。

結果、感動はあったけど、泣くとかいうそういう類のものではなかった。

 

なんだろう。たぶん、杉原千畝氏の「苦悩」の部分の描写が意外とあっさりとしていたからか。

あと、調査能力が優れていたと言われる杉原千畝氏のスゴさとかも結構あっさりと描かれていて、スゴイ感があまり伝わってこなかったからか。

 

杉原千畝氏演じる唐沢寿明さんの英語のセリフには感心。ごく一部のセリフが英語になっているのかと思いきや、結構な量のセリフが英語であり、その英語も聞いていて、聞き苦しくない綺麗な日本人英語だったから。

すごい役者魂。ハリウッド進出も夢ではないか。

 

映画『ライジング・サン』(1993)に出てくるアメリカ人俳優の、子供の学芸会レベルの日本語のセリフとは大違いだ。(ご興味とお時間のある人は是非、こちらの映画もお楽しみを!!)

 

また、板尾創路氏が出てた。ちょっとお笑いのイメージ強すぎて。。なぜ板尾?、と。

しかも、やや重要なポジション。杉原千畝氏の嫁(小雪)の兄貴役という。

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(C) 2015「杉原千畝 スギハラチウネ」製作委員会

 

自分の家族を危険にさらしてまで、縁もゆかりもない外国人を助けることができるか?

杉原千畝役の唐沢寿明氏より、脇役の濱田岳氏のほうが、苦悩に満ちた感じが出ていたか。

守るべき家族がいる以上、下手なことをして仕事を失えない。でも、自分の信条に沿って行動したい気持ちもある。そんな葛藤の描写を期待していたのだが、濱田岳氏の苦悩のワンシーンが最高沸点という感じだった。

 

この杉原千畝氏の偉業、彼一人の力で成し遂げたと思われがちだが、そこには杉原千畝氏を慕う者たちの、多くの支えもあったようだ。

杉原千畝氏について、これまで名前と彼の功績の概要だけしか知らなかったが、少し深く彼を知ることができた。

 

そして、この手の映画を観ていつも思うことだが、戦争は酷い、と。

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[映画レビュー]『最強のふたり』(2011) 言いにくいことを言ってくれる、聞きにくいことを聞いてくれる

今、明るい介護もの映画を観たいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4.5/5)
観た理由:「最強」とまで言われたら観るしかないかなと。
ジャンル:コメディ、ドラマ
原題:INTOUCHABLES/UNTOUCHABLE

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(c) 2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP/


–あらすじ–
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

最近劇場公開された『サヨナラの代わりに』(2014)が、女版『最強のふたり』(2011)とも言われている。

しかしこの二作品の大きな違いは、

  • 『サヨナラの代わりに』(2014)・・フィクション、悪化していく病
  • 『最強のふたり』(2011)・・実話、事故により体が不自由に

というところ。

つまりは、本作は「悪化していかないもの」なだけに、それほど深刻な話にはなっていない。そこが、大きな違い。

 

悲しい系の、涙たくさん出ちゃう系の映画が苦手な人にも、十分楽しめる映画。

 

前述のとおり、この映画は実話がベースになっている。

実話ベースの映画は通常、劇的なストーリー展開が少ない分、退屈になりがちだが、この映画は最後まで飽きさせない。

もしかしたら、脚色多めなのかもしれないが、事実を大きく逸脱していなければ、面白さを追求する作りは嫌いではない。

 

実話ベースの映画の限界としては、小説のようにきれいに話がまとまっていないところ。アクション映画でいうところの、最後にボスキャラを倒して平和が訪れて終わる的な展開が、ないといえばない。この映画は最後、ダラダラ終わっていく感じの映画。

したがって、ストーリー全体の「締まり」は期待出来ない。しかしながら、個々のストーリーが単体でそれぞれ面白いので、全体として満足度の高い映画になっていると感じる。

 

明るい介護もの映画を観たいという人にはオススメの映画。

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[映画レビュー]『ジュリエットからの手紙』(2010) 真実は何年経っても変わらないもの?

今、恋の苦悩を嘆いているあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3.5/5)
観た理由:飛行機のなかでたまたま観た。
ジャンル:ドラマ、ロマンス
原題:LETTERS TO JULIET

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(C)2010 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.


–あらすじ–
ロンドンに暮らすクレア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)のもとに1通の手紙が届く。その内容は、50年前に彼女がイタリアで恋に落ちた男性との愛を貫けなかった苦悩を、ジュリエット宛につづった手紙への返事だった。その男性と再会することを決めたクレアはイタリアへ向かい、返事を書いたソフィー(アマンダ・セイフライド)と共に初恋の人を捜す旅に出る。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

イタリアの街並みを楽しめる、そして、イタリアのローカルタウンを車で回った気分になれる、ある種、ロードムービー的な要素も含んだラブストーリー。

すごくハッピーなストーリーなだけに、観終わった後、清々しい気持ちになれる。ちょうど、「ホリデイ」を観終わった後の気持ちに近い感じに。

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(C)2010 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.

 

また、クレア(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)とソフィー(アマンダ・セイフライド)の双方の恋の行方を追うことで、1本で2倍楽しめる欲張りなラブストーリー映画。

ワイン片手にリラックスしながら楽しんじゃえる気軽さもあり。

 

やや女性向け感の強いラブストーリーだが、この映画こそ、男性諸君に観ていただきたい。

特に、人生仕事中心で考えている男性たちに。

 

女性にとっては夢のあるシンデレラストーリー的映画として、男性には戒め的映画として、男女一緒に楽しめる映画ではないでしょうか。

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