[映画レビュー]『さらば あぶない刑事』(2015) 「あぶ刑事」オールスター全員集合

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「あぶない刑事」ファンのあなただけにおすすめの映画

観て良かった度:(2/5)
観た理由:これまでの全ドラマシリーズと全映画を観るレベルの「あぶ刑事」ファン。
ジャンル:アクション
泣ける度:(1/5)

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(C) 2016「さらば あぶない刑事」製作委員会


–あらすじ–
長きにわたり横浜の平和を守ってきた刑事コンビ、タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)。定年を5日後に控えながらも、彼らは宿敵・銀星会の残党を追い、覚せい剤や拳銃が扱われるブラックマーケットの襲撃などを行っていた。そんな中、世界各国の闇市場や裏社会での縄張りを拡大している中南米マフィアが彼らの前に立ちはだかる。彼らの日本進出を阻止しようとするタカとユージだが、その戦いに横浜中の犯罪組織も絡んでいく。危険地帯と化した横浜で、二人は一世一代の勝負に挑むが……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

「あぶ刑事」ファン以外の方は、おそらく全く楽しめない映画。

むしろ「あぶ刑事」ファンの方でさえ、やや違和感を感じる事であろう。無条件で彼らを受け入れる懐がなければ。

 

「あぶない刑事」製作者側としては、自身何も変わっていないのだろうが、時代が変わりすぎたのかもしれない。

ここ10年、20年で、アメリカテレビドラマでさえ日本の茶の間で観れるようになった。日本の刑事ものテレビドラマの質、アクションの質も確実に上がっている。そんな中、いい意味でもそうじゃない意味でも「そのまんまのあぶ刑事」を見せてくる勇気には感動すら覚える。

 

「あぶ刑事」は、もともとテレビドラマ版の質はある程度高かったが、映画版はそうでもなかった。これはあぶ刑事ファンであれば誰もが感じていること。

そして今作、今までで一番「ゆるい」仕上がりになっている。

 

とにかく自分たちがやりたい事をやる。バイクに乗りたい。走るシーンを入れたい。ただ、ストーリー上、その必然性は全くない。

シリアスとお笑いの絶妙なミックスを期待するも、うまくミックスされておらず、個別の「出し物」が、単に順次披露されているだけ。

 

私は、一人のあぶ刑事ファンとして、本当に今回で終わりにしてくれてよかったと思っている。これ以上傷口を広げる前に。

ファンであるからこそ、いい思い出のまましまっておきたいという想いもあるので。

 

いろんな意味で、古き良き時代を振り返りたいというあなたには興味深い作品かもしれない。

今作は、懐の深い「あぶない刑事」ファンのあなただけにおすすめの映画ということで。

「あぶ刑事」を好き過ぎたゆえの不幸

毎週のように映画館に足を運んでいる私。

この『さらば あぶない刑事』(2015)に関しては、映画館で毎週のようにメイキングシーンが上映されていた。毎週違ったメイキングシーンが。

 

それだけに、上映前にすでに一回観ちゃった感が強かったのかもしれない。

最近よくある、上映前に、予告編で見せすぎちゃったパターンに似ている。

 

これ、私だけかもしれないが、映画が上映されている間、常に「今、撮影してます」感を感じながら観ていた。

つまり、映画監督の「ハイ、カット!」の声が、シーンごとに勝手に耳に飛び込んでくる。

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(C) 2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

 

そうなると、もう映画の中に気持ちが入らない。

好き過ぎただけに、体が残念な状態に。

 

「あぶ刑事」オールスター全員集合

主要メンバーの四人(舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル)はもちろんのこと、中さん(ベンガル)や、パパ(山西道広)も登場。

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(C) 2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

 

もちろん木の実ナナさんもね。

 

ただ、笑えないというか、「あれ、昔は結構これで笑えたのにな」と少し寂しい気持ちに。

ドラマの作りが時代遅れなのか、自分が変わってしまったのか。

 

映画「スター・ウォーズ」最新作で、R2-D2やC-3POが出てきた時に感じた感動みたいなものが、この『さらば あぶない刑事』(2015) ではなかったな、と。

スター・ウォーズのR2-D2やC-3POは、自然なストーリーの流れで登場したのに対し、このあぶ刑事最後の映画では、個々のキャラクターが、かなり不自然な形で、ストーリー展開に深く関係なく登場するからなんだろうな、と。

 

映画2時間という枠内で、舘ひろしをバイクに乗せ、柴田恭兵を走らせ、トオルにギャグを言わせ、浅野温子を仮装させ、その他懐かしのキャラをそれぞれ役を作って登場させ、今回悪い人役の吉川晃司や、綺麗どころとして登場の菜々緒にスポットを当て、とにかく忙しい2時間で、そのせいもあってか、ストーリー展開は安っぽく、メチャクチャな仕上がりに。

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(C) 2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

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(C) 2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

 

それでもこの「同窓会」的な映画を楽しみたいというあなたには満足のいく作品となるのかもしれないが。

 

最後にひとこと感想

今回、私自身がコアなあぶ刑事ファンだけに、いろいろ言いたいことがあり、いつもより、より本音ベースでレビューを書きました。

保護者的視点でこの映画を見てしまったので、ある意味冷静な判断を欠いているのかもしれないが、正直私は楽しめなかった。

 

やっぱり、昔の良かったものは、昔のもののままにしておくべきなのであろうか。

少なくともこの「あぶない刑事」においては、昔のまま、そうっとしておいたほうが良かったんじゃないかと。

 

予告編

 

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