[映画レビュー]『ザ・マジックアワー』(2008) 「底なしの勇気」に感動すら覚える

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今、三谷幸喜作品で心から笑いたいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:三谷幸喜作品が好きだから。
ジャンル:コメディ

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(C) 2008 フジテレビ 東宝


–あらすじ–
暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが……。
シネマトゥデイ

三谷幸喜映画はこれまでいくつか観てきましたが、その中でもこの「ザ・マジックアワー」が一番好きな映画。

 

この「ザ・マジックアワー」に出会うまでは、クスクスッと小笑いが多く、手数の多いポイントで判定勝ちするボクサーみたいなイメージを三谷映画に対して持っていました。

しかし、今回はその小笑いに、大振りのパンチである大笑いも追加されていて、三谷映画の新しい一面を見た感じです。

 

コメディー映画というよりは、どちらかというと「喜劇」といった感じでしょうか。

これまでの三谷作品同様、「劇」感というか、舞台感の強い映画でしたから、この作品をスクリーンに写す必要性があるのかと思われる映画ファンも少なくないかもしれません。

でもやっぱりあの細かい表情での演技や、ささやくようなセリフの面白さは、映画でないと伝えられないでしょう。

 

すべてがすべて、ふざけ過ぎで、この映画はいわゆる「正当な映画ファン」には受け入れられないものかもしれない。しかしながら、リラックスしてちょっと笑いたい気分の人には最高の映画なんじゃないかと思う。

つまり、笑いたいと思う人が観て笑えればそれでいいんじゃないかと。ちなみに私はちょっとどころではなく、かなり笑いましたけど。

 

佐藤浩市演じる偽デラ富樫の「底なしの勇気」、あれ欲しいですね。

あの「底なしの勇気」で俳優業に挑めれば、もしかしたら三流役者・村田大樹(佐藤浩市)も一流の役者になりえたのかもしれない、と、真面目に感じた。

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(C) 2008 フジテレビ 東宝

 

そしてコメディー映画でありながら、一人の役者・村田大樹が自分を客観視するシーン、これが、唯一観るものの心に感動を与えるシーンか。

人は誰しも「なぜ自分は認めてもらえないのか」と思う場面に出くわすもの。そんな時、一歩引いて客観的に自分を見ることができれば、きっと冷静に自分自身を判断できるのかもしれない、と。

 

偶然にもスクリーンに映った自分の演技を観ることになった三流役者・村田大樹。自分の映画俳優としての夢がかなったと同時に、自分の俳優としての実力もわかってしまった、彼のあの納得のいった表情が印象的であった。

人間、何かやりたくてモヤモヤしている時は、どんな形でもいいから一度実現させてしまえば、そこから自分なりの答えが見えてくるかもしれません。

 

2015年10月24日劇場公開の三谷幸喜監督最新作、「ギャラクシー街道」。この映画が「ザ・マジックアワー」を超えるか、楽しみです。

三谷幸喜さんにはどんどん自身の過去の作品を超えていって欲しい。そしてこれからもたくさん笑わせて欲しいです。

 

予告編

 

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