[映画レビュー]『Re:LIFE~リライフ~』(2014) 人に教えるということは、初心を思い出すこと

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今、軽くヒュー・グラントで笑ってみたいというあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(3/5)
観た理由:ヒュー・グラントのコメディもの結構好きだから。
ジャンル:コメディ、ドラマ、ロマンス
原題:THE REWRITE

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(C)2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC.


–あらすじ–
かつてアカデミー賞を受賞するも、15年間鳴かず飛ばず状態の脚本家キース(ヒュー・グラント)は、破産寸前で妻子にも逃げられる始末。人生どん底の彼は郊外の大学でシナリオコースの講師を引き受けるが、乗り気でなく不真面目に振る舞う。しかし、子育てしながら復学したホリー(マリサ・トメイ)をはじめ真剣な生徒たちの情熱に接するうちに、鬱屈(うっくつ)したキースの心に変化が生じ……。
シネマトゥデイ

映画の率直な感想から

ヒュー・グラントの、とにかく頭で考えてることが口から次々と出ちゃって、その結果トラブルに巻き込まれていく系のコメディが好きな人には大好きな映画の一つになるかも。

 

私自身、ヒュー・グラント主演のコメディ映画は好きな方なのだが、これまでの彼のコメディ映画と比較して、今回の作品は正直あまりパンチの強さは感じられなかった。どちらかというと、小笑いの寄せ集め的な映画。

でも、そんな「ヒュー・グラント小笑い集」が好きなのが、彼のファンであるとも思うので、ヒュー・グラントファンとしては、十分満足できるのかもしれない。

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(C)2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC.

 

人生やり直していく系のヒューマン要素(たぶん、こっちがメインテーマなんだろうが。。)も少し入ったコメディ映画。また、ヒュー・グラントが脚本家という設定から、映画ファンは同時に映画脚本制作の裏側ものぞくことができる、一度に二度美味しい映画。

 

軽くヒュー・グラントで笑ってみたいという人にはおすすめの映画。

ホント軽くね。

映画ファンには非常に興味深い脚本の授業

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(C)2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC.

本作では、脚本の書き方について、いろいろと教えてくれる、映画ファンには非常に興味深い内容となっている。しかしながら、かいつまんで説明がされているため、「第3幕」と言われても「ナンノコッチャ?」という感じの人も少なくないかもしれない。

 

映画の「第3幕」と人生の「第3幕」をかけて、語っているシーンなども、脚本に関する予備知識がないと、頭が「?」になってしまう。

脚本について、プロの脚本家になることは考えていなくとも、少しは脚本書きとはどんなものか学んでみたいという人には、以下の本がおすすめです。

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術

この本をサラッと一度読んだだけで、映画の見方がこれまでとは少し変わって、これまでより楽しく、そして深く、映画を見ることができるようになるかもしれません。

 

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ちなみに劇中でも語られる「第3幕」とは上記図右側の「Act III」のところで、映画でいうと、最後の30分の部分、つまり、物語が解決に向かっていく、クライマックスの部分。

「まだ俺の人生終わっちゃいない。さあ、人生第3幕の始まりだ!」とキース(ヒュー・グラント)は言っていたんですね。

 

また、クラスメンバー選抜のために30ページの短い脚本を生徒たちに課題として出し、その後、脚本を完成させるように、フルバージョンの脚本で持ってこい、と、キースが生徒に伝えた場面。

ここもやはり説明不足で、予備知識がないとナンノコッチャ分からない状態になってしまう。(いちいち説明が入る映画もそれはそれでつまらないが)

 

通常脚本は1ページ1分と考えられており、30ページの場合、30分だけしか内容がないということ。それだけでは脚本の良し悪しが判断できないからフルの120ページ分(2時間分)ぐらいはもってきて、と。

脚本のクラスのシーンで、脚本の書き方自体をあまり説明していなかったので、そのあたりちょっと伝わらないなあと思った。

この、脚本の書き方教えます部分にもっとフォーカスを当てて、映画ファンを一気に取り込むか、ヒュー・グラントジョーク小出しコメディに徹して、とにかく笑わせるかのどちらかに集中したほうが良かったかな、と。

 

人に教えるということは、初心を思い出すこと

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(C)2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC.

自分ではできるけど人には教えられない。天才であれば、または一発屋であれば、なおさら人に教える技術など持ち合わせていない。

劇中、キース(ヒュー・グラント)もどうやって生徒に脚本の書き方を教えていいのか、苦労する。

 

そんな時、とりあえず質問を受けて、それに答えて、「ほう、自分はそんなふうに考えていたのか」と、あらためて自分の考えを整理する。自分で考えて声に出して発言することで、自分の頭の中の散乱した知識、経験が整理される。

 

人に教えるということは、初心を思い出すこと。

「人に教えることで自分も学びを得る」という、きれいなヒューマンタッチな部分がこの映画で少し覗ける。

 

これ自体、真新しい考え方でもなんでもないのだが、「そういえばそうだったな」と、大切なことを少し思い出させてくれる、そんな映画。

 

最後にひとこと感想

とりあえず教師になったが、それが天職だと気付く系映画では、『陽のあたる教室』がまず思い浮かぶ。

ゆえに、コメディ系ではなく、真面目系の似たようなストーリーを楽しみたいということであれば、『陽のあたる教室』を口直し映画としておすすめする。

ヒュー・グラントの小出しジョークのファンであれば、この『Re:LIFE~リライフ~』で、十分満足値いっぱい振り切ってるかもしれないが。

 

「脚本を教えながら生き方をも教える」という大きなテーマに挑戦したかったのかどうかもわからないぐらい曖昧なテーマ設定に感じたこの映画、狙いがもう少しハッキリしてても良かったかなと、少し残念。

でも、何度も観たい映画の種類に入るかも。こういう軽いタッチのコメディ映画は何度観ても心地がいいので。

 

予告編

 

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