[映画レビュー]『ゆれる』(2006) 誰のための嘘なのか

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今、敷かれたレール人生から抜け出したいあなたにおすすめの映画

観て良かった度:(4/5)
観た理由:オダギリジョー。香川照之。真木よう子。
ジャンル:ドラマ、サスペンス

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(C)2006「ゆれる」製作委員会

生真面目な兄、遊び人の弟。

 

真面目に生きてきて、人が決めた人生、そこから外れなければリスクもない人生、ある意味想定通りの人生を送ってきた兄、稔(香川照之)

敷かれたレールもなく、自分の意志のまま、自己責任のもと自分で意思決定をし生きてきた結果、成功を収めた弟、猛(オダギリジョー)。

ありがちな、想像に難くない兄弟関係。

 

そしてこの兄弟の幼馴染である智恵子(真木よう子)。

その智恵子の一言、

「失敗をしちゃいけないと思ってたら何もない人生になっちゃった」

が、心に残る。

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(C)2006「ゆれる」製作委員会

 

そんな、ある種同じ境遇にいる稔と智恵子の前に唐突に現れた猛。

そしてこれまで深く考えてこなかった、人生のあり方について考える3人。

 

弟の猛が兄である稔のために、とっさについた警察への嘘。

しかしそれは猛の価値観で判断したものであり、稔にとっては必要のない嘘。

そして稔が抜け出したいと思っていたこれまでの人生へとまた引きずり戻すための嘘。

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(C)2006「ゆれる」製作委員会

 

「誰も僕を攻めなかっなのが辛かった、自白したら楽になった」

と語る、稔。この自白が初めて自分で決めることができたことだったのかもしれない。

 

弟の猛をはじめ、周りのみんなは稔を救おうと努力するが、それが本当に稔のためなのか。

稔が裁判にかけられる中、稔にとって本当に大切なのは何か、ゆれる猛の心。

そして裁判は最終局面へ。

 

最後のシーン。

甲府行きのバスに乗り込もうとする稔。

これからは何も恐れずに、自分だけの新しい人生を自分の意志に従って歩んで行こうと言わんばかりに。

 

その兄に叫ぶ弟の猛。

しかしその猛の言葉は未だ身勝手な、兄のことを理解してきたはずの弟が最後まで兄を理解できないでいる言葉に聞こえた。

 

兄弟のいる、特に、弟の立場にいる人に見ていただきたい作品。

 

予告編

 

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